
著書を手にする野口さん
六国見山の景観保全など地域活動に取り組む北鎌倉湧水ネットワークの野口稔代表(74)が5月1日、『里山再生は究極のSDGs―六国見山に刻んだ22年間の活動足跡』を上梓した。
高野在住の野口さんは、六国見山の湧水を使った地ビールの開発によって売上の一部を自然環境保全団体に寄付することを目指し、2000年に同団体を設立。里山再生や自然環境保全、団塊世代の地域デビューを支援したサミット企画など、北鎌倉をフィールドに活動を続けてきた。
出版を考え始めたのは3年前の20周年の時。新型コロナの影響で記念行事が中止となり、これまでの活動を「薄れていく記憶ではなく、記録として残したい」と思い立った。地ビール誕生までの活動や、SDGsの取り組み、活動資金の運用方法などを、撮り溜めていた500枚の写真とともに紹介している。
B5判158ページでフルカラー印刷。税込1000円。たらば書房などで販売中。(問)同ネットワーク【電話】0467・41・1817
タウンニュース鎌倉版