
薄型テレビの去年の国内出荷台数が、2年連続で前の年を下回った。物価高に伴う買い控えが影響したとみられる。
JEITA(=電子情報技術産業協会)によると、去年1年間の薄型テレビの国内出荷台数は、486万6000台。前の年に比べ、9.7パーセント減り、2年連続で前年割れとなった。特に、年末商戦の12月に出荷が大幅に落ち込み、物価高に伴う消費者の買い控えが影響したとみられる。
サイズ別の出荷台数では、50型以上が193万2000台で最も多く、次いで40~49型、30~39型、29型以下となっているが、いずれも前の年の実績を下回った。
JEITAは今年の見通しについて、「家電製品への財布の紐が固くなることが懸念され、当面は厳しい状況が続くと思われる」としている。(ANNニュース)