米アマゾンが月額5ドルで処方薬「取り放題」サービス開始

米アマゾンが月額5ドルで処方薬「取り放題」サービス開始

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2023/01/25

アマゾンは1月24日、月額5ドルの固定費用で処方薬を無制限に入手できるサブスクリプションサービスを、米国のプライム会員向けに開始すると発表した。ハイテク企業のヘルスケア分野への参入が相次ぐ中、同社はドラッグストアから顧客を引き離すための新たな戦略に打って出た。

「RxPass」と呼ばれるこのサービスは、プライム会員向けに月額5ドルで提供され、学生や政府の支援金の受給者には割引料金が適用される。顧客は、アマゾンが用意した50種類以上のジェネリック医薬品のりリストから必要な処方薬を選択するが、複数の処方薬を入手する場合でも、月額費用は変わらない。

アマゾンは、約1億5000万人の米国人が、RxPassのサービスで購入できる処方薬のうちの1つ以上を服用していると試算している。同社によると、このサービスは、高血圧、不安症、逆流性食道炎などの80以上の一般的な症状の治療に使用される医薬品をカバーするという。

また、双極性障害や統合失調症、うつ病、不安神経症などの精神疾患の治療に用いられる一連のジェネリック医薬品も含まれており、バイアグラの商品名で広く知られ、高血圧の治療にも用いられる勃起不全治療薬のシルデナフィルもリストに含まれる。

アマゾンはヘルスケア分野に大きな野心を抱いており、2020年には自社のオンライン薬局を立ち上げ、ウォルグリーンやCVSなどの大手薬局チェーンの競合となることを表明した。同社はまた、昨年7月に医療サブスクリプションサービスを提供するワン・メディカルを約40億ドルで買収すると発表した。

一方、マイクロソフトやアルファベット、アップルらもヘルスケア分野に大胆なビジョンを持ち、その実現のために数十億ドルを投じている。

アマゾンは、RxPassのサービスを通じ、米国人が時間とお金を節約し、健康を維持することを支援すると述べているが、同社はすでに幅広い種類のジェネリック医薬品を販売しているため、この取り組みは、プライム会員の拡大にはつながらないかもしれない。RxPassにリストアップされた一部の医薬品の価格は、30日分で2ドル以下とされる。

また、安価なジェネリック医薬品を提供する企業は他にもある。著名投資家のマーク・キューバンが設立したジェネリック医薬品のオンライン薬局「マーク・キューバン・コスト・プラス・ドラッグス・カンパニー(MCCPDC)」は、100種類以上のジェネリック医薬品を、中間マージンを排除して低価格で提供している。

forbes.com 原文

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