
ついに今週からスタートするUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝。注目の試合の一つが、昨年の決勝の再来となるバイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマンの対戦だ。
今回は、近年バイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマンの両方でプレーした数少ない選手を特集してみよう。
エリック・シュポ=モティング


PSG所属:2018~2020年
バイエルン所属:2020年~
ロベルト・レヴァンドフスキが怪我をしてしまったため、バイエルンのトップチームでは唯一の本業センターフォワードとなったシュポ=モティング。PSGは昨年夏まで所属していた古巣であり、フリーで手放されたチームでもある。
PSGでは「奇妙な補強」と言われたものの、2シーズンに渡って便利なサブとして重用され、愛すべきキャラを持っていることからファンからも人気を博した。「恩返し弾」なるか。
キングスレイ・コマン


PSG所属:2013~2014年
バイエルン所属:2015年~
パリ・サンジェルマンの下部組織で育成された経験を持っているコマン。2013-14シーズンにはトップチームでデビューも果たし期待されたものの、出番を得られる可能性が低いとして契約延長を拒否し、ユヴェントスへと移籍した。
イタリア・セリエAで10代にして大きなインパクトを残した後、2015年からバイエルンに2年の長期ローンで加入。2017年に買い取られたため、ドイツでは6年目を迎えている。
タングイ・ニャンズ


PSG所属:2019~2020年
バイエルン所属:2020年~
コマンと同じくパリ・サンジェルマンの下部組織で育成されていたニャンズ。昨季はリーグアンで6試合に出場して2ゴールを決めたものの、契約を延長せずにバイエルンへとフリーで移籍していった。
まさにコマンのようなキャリアを歩んだが、彼はドイツでの初年度でほとんど出番を得ることができずに苦しんでいる。筋肉系の怪我が再発を繰り返しているとも。
フアン・ベルナト


PSG所属:2018年~
バイエルン所属:2014~2018年
逆にバイエルン・ミュンヘンからパリ・サンジェルマンに移籍したという貴重な選手がフアン・ベルナトだ。2014年にバレンシアからドイツへとやってきて4シーズンを戦ったが、なかなか一貫した出場機会が得られなかった。
そして2018年夏にパリ・サンジェルマンへ移籍。ユーリ・ベルチチェの穴を埋める形でチャンスを与えられ、ユーティリティ性も武器に評価を高めていたものの、昨年9月に前十字靭帯を損傷した。
契約が先日延長されるなどクラブからの期待は高いものの、まだ負傷が長引いているためプレーすることは不可能だ。