気分は海鳥! とまこさんのワクワクが止まらない佐渡旅

気分は海鳥! とまこさんのワクワクが止まらない佐渡旅

  • 新潟のつかいかた
  • 更新日:2021/10/14
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なかなか旅行に行けない日々が続いていますが、旅の上級者たちは、新潟をどう旅してきたのでしょうか。3人の旅の達人たちが、思い出深かった新潟旅を綴ります。第1回は、旅作家・ドローンアーティストのとまこさん。ドローンを駆使した、上空からの迫力ある画角の写真は、SNSでも大人気。そんなとまこさんが2018年の夏に行った佐渡の旅を振り返ります。

超爽快! とまこドローンの佐渡の楽しみ方

佐渡の海はとにかく青い。そして地形がめちゃくちゃかっこよくって、海辺の道をドライブしているだけで超爽快、なんかワクワク、超楽しい! 個人的には萌え萌えです。また、必ず再訪したい絶景民宿もあるから、チャンスがあればいつでも行こうと思っているんです。そもそも佐渡は日本で一番大きな離島で、1回2回行っただけではぜんぜん足りないんですよね。あなたもいいタイミングがやってきたら、ぜひとも佐渡でワクワクしてきてくださいね。

港でズズズ。佐渡の伝統食材「ナガモそば」から旅はスタート

佐渡に渡るには、新潟港から佐渡汽船の船に乗ってくださいね。〈ジェットフォイル〉というなんかかっこいい名前の高速船なら1時間強で到着です。これ、ちょっと水面から浮かんで進んでるらしいんですよ。船の領域を行く飛行機みたいな感じでしょうか。いや、魚の領域にいる鳥風の生き物「とびうお」の存在に近いのかな。いやいや、一番近いのは3ミリ浮いて歩いている設定のドラえもんですかね。ともあれ、すごいシステムの船があるものです。佐渡旅行には到着する前からエンターテイメントがついてきていいなあ。

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さて、佐渡の両津港に到着したら、まずは港のお蕎麦屋さん〈両津待合室食堂〉で佐渡名物「ナガモ」の蕎麦(610円)で景気づけはいかがですか?

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ナガモは、一般的には「アカモク」とよばれています。鮮やかな緑が美しく、ねばねば食感が特徴的な海藻です。おそばにねっとり絡みついて食感がとってもクセになる〜。食物繊維が豊富に含まれており、美容と健康にとってもいいというから、食べないわけにはいきません。

旅の初めに、土地に根づくミラクル食材をおいしくいただくのは気分のいいスタートです。

Information

【両津待合室食堂】
address:新潟県佐渡市両津湊353 佐渡汽船 両津港ターミナル 2F 待合室売店内
tel:0259-27-4812

やっぱり新潟はお米の国

さあ、港前のレンタカー屋さんで車をゲットしてドライブにでかけましょ。港と反対側の海岸線にある景勝地、尖閣湾に向けて走り出し……すぐにドキドキしてきました。だって、なにこの青!? 海が青すぎて驚いちゃいました。

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青いなーすごく青い。でも沖縄など南国の青とはまた違う種類に感じられるから不思議。ここの青は真正面からの青、ザ・ブルー。対して南国の青はコバルトブルー、ターコイズブルーだと勝手に納得しています。原因はなんなんだろうとひとしきり考察しながら運転しましたが、「青」について延々考えるとか、旅ならではの贅沢でしょ。

さらに尖閣湾方面に近づいてきて気づく、この海の青さと田んぼの緑とのコントラストよワンダホー! ぴっちり丁寧に手が入り区分けされた田んぼのラインと、自然剥き出し不規則ガタウネな海岸線。これは佐渡ならではの絶景かなと、ハートをガシッと掴まれます。

佐渡の廃工場は、ほぼラピュタ!

やってきました、〈北沢浮遊選鉱場〉。日本で初めて金銀鉱石をほかの成分から取り出すために浮遊選鉱法を採用した、昭和初期の施設です……て、なんのことやら。正直、浮遊選鉱法とかぴんときませんが、そんなことよりこの見た目のインパクトよ!

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眩しい緑の芝生の広場にドーン。秘密組織がつくったような謎の形の巨大な施設。それがいい具合に植物に席巻された情景は、ほとんどラピュタです、バルス! アニメの世界に連れ込まれたような、タイムスリップしちゃったかのような。現実のものとは思えない、不思議な世界を見上げていると、あっという間に30分が経過。なんて魅力なところでしょう。時空の歪む感覚を、どうぞお楽しみください。

Information

【北沢浮遊選鉱場】
address:新潟県佐渡市相川北沢町3-2

ガッタガタの地形に惚れる、尖閣湾の夕焼けはまるで宇宙の出来事

さぁ、夕焼けはがっつり西の空を臨む海、尖閣湾に戻って拝みましょ。

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まるで宇宙の出来事です。空も海も大袈裟なほど、赤黒く染まって、このままあのまぶしい太陽に吸い込まれてしまいそう。

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あぁすごかった。赤い儀式が終わるとふーっとひと息。尖閣湾にある漁港の防波堤に登って、風に吹かれてみるのです。興奮した後の肌感はすごく敏感で風がとってもきもちいい。目線はなんだかやさしくなって、浮きのオレンジのも、ケースの青いも、その配置すら、全部がおしゃれに見えてきます。太陽が沈んだ祭りの後みたいなこのひとときが、とっても心地よかったりするんですよね。

北の先っぽ、名所〈二ツ亀〉が庭の民宿でお泊まり

さあ、夜に目指すは北の果て。名所〈二ツ亀〉が庭レベルですぐそこにあるこちらの民宿が〈二ツ亀荘〉です。

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島の北端、崖の下、海のキワキワにポツンと佇むのがまた乙で。荒波のイメージのある日本海だけに、なんでここにあるんだろう、と漠然とした疑問もわいてきて、この立地の非日常感が10倍増しで迫ってきます。ほとんど「日本昔ばなし」の世界でしょ。

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建物の中から見るとこうです。海、すぐそこ過ぎ(笑)。

ところで、このお宿の良さは立地だけではありません。お母さんがとってもあたたかくてユニーク、そしてキュート。キャラクターが立っているんですよ。たくさん笑い合いました。そんなお母さんがつくってくださる新鮮素材のごはんは、ほっこりする家庭の味ですごく心が解けるうえに、信じられないほど量が多いんです(笑)。お腹をすかせないようにという心遣いだと伝わってきて、始終ほっこりしていたのでした。

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二ツ亀荘に朝が来ました。絶景が目の前で外に出た瞬間、撮影スポットなのは最高すぎます。すみっこ感の強いここで大きな太陽を迎えるひととき……地球でのワンシーンというより、宇宙の片隅でのワンシーン、そんな風に感じられるのです。

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これが二ツ亀。ふたつの大きな岩がつながって、双子みたいでしょう。ふたつの岩をなんとか陸地と結びつけている砂州は、干潮の時だけ浮かび上がるそうです。

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砂州の基点のここ、佐渡では人気の海水浴場になっているそうです。透明でプルンプルンのゼリーみたい。こんな爽やかなビーチが日本海にあるなんて、イメージになかったので驚きました。

ちなみに、二ツ亀の奥に見える大きな岩が大野亀です。

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岩のことを「亀」と呼ぶようですが、佐渡にはだいぶ大きな亀さんがあちこちにいるんですね。

Information

【二ツ亀荘】
address:新潟県佐渡市鷲崎382-2
tel:0259-26-2134
宿泊料金:2食付き 7560円~、朝食付き5940円~、素泊まり4860円~

一気に南下、南のはしまで。沢崎鼻の海は透明度が一段とやばい!

北の端から南の端へ。青すぎる海を眺めながら一気に走りぬけるドライブは最高! 佐渡は海の青と、田んぼや山の緑に挟まれて走れる道が多くて、めちゃくちゃ気分がいいです。そうして進むこと約2時間、南の端のほう、沢崎鼻に到着しました。

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青に埋もれる岩々、海中なのにあんなにくっきり目に写る岩々! それにこんもりとした緑の融合がたまりません。

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そして海の透明度の高さよ! 足元に感動しているといつの間にかずんずん沖のほうへと進んでいて呼び戻されるパターンです(笑)。

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広〜い広〜い佐渡の山、海の入江に、黒瓦の家々がみっちり佇んでいました。漁をしやすいように海の近く、でも波にのまれないように入江。そんな思惑を想像しながら人々の暮らしのステージを見下ろすのは楽しいものです。

気持ち良すぎる海の道、真野湾の防波堤を歩けばモーゼの気分

さて、夕暮れ前の新潟の船に乗り込めるよう、北上しますよ。佐渡の真ん中あたり、真野湾に寄るのもよさそう。

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そうしてやってきた真野湾にあった防波堤には驚かされました。長〜い! 1キロ以上ありそうです。こんなに長くて安心感のある道が海の真ん中を貫くなんてね。まるで海を割るモーゼではありませんか。このときの感覚を思い出すと、日々のお散歩も10倍マシで好きになっちゃうんです。

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きっぱり、ぱっきり、ドーン! でしょう。防波堤の先端に立った時の覚悟はずっと覚えています。周りは落ちたら終わり(そう)な深い海、三方をぐるっと「水」に囲まれる場所。そんなふうに制限のあるなかでこわごわ、でも自由に踊り始めたら、めちゃくちゃ楽しかったんです。これは自分にとっての気づきでした。

どんな場所でも、自分らしくあれば楽しめちゃうものなんでしょうね。この時の気持ち、大切にしたいなと思っています。

Profile とまこさん

旅作家・ドローンアーティスト。『離婚して、インド』『世界の国で美しくなる!』(共に幻冬舎)、『世界一周旅ごはん』(朝日新聞出版) など既刊12冊。学生時代からバックパッカー、卒業後は秘境ツアーコンダクター。気がつけば退社して南米へ、帰国後から執筆活動。そんなある日ドローンと離島の魅力にどはまりし、各離島で朝焼け前から夕焼け後まで空撮し続ける。奄美観光大使に任命され、広島や香川など各地のPRに携わり、日本橋髙島屋s.cさまなどでの写真展示をする。とまこラベルのお酒シリーズ『DREAMY PILOT』も発売中。旅作家とまこ with DRONEInstagram|@tomako_tabifetiYouTube|とまこドローン【drone artist / 旅作家】

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