「奇跡に近い」「使う人いたら使って」 岩手の宮古市魚市場コンテナ 2000km離れた沖縄の離島へ 大震災で漂流か

「奇跡に近い」「使う人いたら使って」 岩手の宮古市魚市場コンテナ 2000km離れた沖縄の離島へ 大震災で漂流か

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  • 更新日:2023/06/07
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岩手県宮古市から漂着したとみられるコンテナと安里和雄さん=18日、粟国村東の安里さん宅

2011年の東日本大震災の漂流物とみられる大型コンテナが今月24日までに、沖縄県粟国村の北漁港で発見された。縦1・7メートル、横1・3メートル、高さ75センチの長方形で、側面には岩手県の「宮古市魚市場」と書かれている。

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同村東の安里和雄さん(70)が9日、「何か分からないものがある」と知人から連絡を受けて北漁港に向かった。魚の仕掛けを確認しようとしたところ沈んでいるコンテナを発見。引き揚げた時に初めて岩手県の物だと知り驚いた。

宮古市魚市場に連絡したところ「使う人がいたら利用してください」と言われ、安里さんが使うことにした。「12年もかかって、2千キロ以上離れた小さな離島に着くのは奇跡に近いと思った。大切に使っていきたい」と話した。(伊良皆光代通信員)

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