阪神・糸井、覇気なし4タコ3K 矢野監督「嘉男自身が一番モヤモヤしている」

阪神・糸井、覇気なし4タコ3K 矢野監督「嘉男自身が一番モヤモヤしている」

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  • 更新日:2020/08/01

(セ・リーグ、阪神3-3DeNA=延長十回規定により引き分け、7回戦、3勝3敗1分、31日、甲子園)超人に覇気なし…。阪神はDeNAに3点を先制しながらも延長十回ドロー。「2番」に入った糸井嘉男外野手(39)は七回の勝ち越し機で空振り三振に倒れるなど、4打数無安打3三振。自らの誕生日を祝えなかった。昨年10月に左足首の手術を受けた影響か。4年契約最終年。イバラの道を乗り越えろ!

バットが止まらない。腰が引け、体が「く」の字になる。打てば殊勲。その場面で決められない。七回、エスコバーのスライダーに空振り三振に倒れた後、矢野監督からベンチに下げられた。

「膝の状態もちょっとあんまりよくないから。そういうところではいい形が出ればいいんだけど、嘉男自身が一番モヤモヤしていると思うんで」

コメントを残さなかった糸井の思いを指揮官が代弁した。

3-3に追いつかれた直後の2死二塁。目の前で近本が犠打を決めた好機だった。2球連続見逃して追い込まれると、5球目の外角球にスイング。2017年6月2日の日本ハム戦(甲子園)以来という無安打&3三振を味わうと唇をかみながらベンチに下がった。

降雨により、57分遅れで始まった試合。39歳の誕生日という特別な一日だった。前日7月30日のヤクルト戦(神宮)は積極的休養日。完全に充電成功した姿を虎党は求めていたが…。7月当初に・333だった打率は・240まで急降下した。

2016年オフ、4年総額18億円でタテジマに袖を通した。しかし、18年6月には死球を受け、右足腓骨を骨折するなど移籍後、フルで働いたことはない。今季は契約最終年。契約更改の会見で「いろんなモノを…ジャッカルしたいっす!」とタックルで倒した相手のボールを奪うラグビー用語を使って死にものぐるいで挑むことを話した。昨年10月に左足首手術。コロナ禍で開幕が遅れたことで万全でシーズンインしたはずだったが…。

主軸の不調に引っ張られるかのように、打線は梅野の3ランだけで7残塁。今季2度目の引き分けに指揮官は「もうちょっと点を取りたいよね。それが一番かな」と表情を曇らせた。

「長いシーズンの中でいろいろ出てくると思うので。でも前向いてやるしかないし。状態あげてもらわないと困る選手なんでね。前向いてやってくれたら」

糸井の背中を押すように言葉をつなげた。ゲーム差なしで迎えた3位との直接対決をものにできず、Aクラス再浮上は持ち越し。どん底から破竹の勢いで駆け上がってきた矢野阪神で、超人の不調という不安が浮き彫りとなった。 (大石豊佳)

★ビールかけに横田氏呼びたい

試合前、阪神にサプライズゲストが訪れた。2017年に脳腫瘍を患い、昨季限りで引退した横田慎太郎さん(25)=円内=が甲子園を訪問。ナインと再会した。矢野監督は「チームでもビールかけに横田を呼ぼうと言っていますし、横田の元気な顔を見られて、みんなまたいろんな思いを改めて感じられたと思う」と振り返った。

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七回、糸井はバットを止められず、空振り三振に倒れた(撮影・松永渉平)

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