園のママ友トラブル...関係をこじらせてしまうNG言動とは

園のママ友トラブル...関係をこじらせてしまうNG言動とは

  • あんふぁんWeb
  • 更新日:2021/09/15

出典:あんふぁんWeb

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9月のNG言動は

・一方的な視点で感情的に判断する

・大人の価値観を子どもに押しつける

・子ども同士の関係性が悪くなるような発言

こんにちは、保育士のみやです。

新学期を迎えた9月ですが、再度の緊急事態宣言により子どもたちの活動はさらに制限されることが多くなりました。

限られた時間で楽しく実りある時間を

保育園では給食時の黙食やマスク着用に気を配り、手洗い・消毒の徹底を継続しています。乳児のお子さんはマスク着用ができないため、床や家具、玩具の消毒をこまめにし、手や口元をきれいに拭いたり、検温を定期的に行うことを心掛けています。

これからの秋の行事となる運動会や遠足なども先行きが見えなくなりました。

私の住む地域では、小学校は分散登校や短縮授業、幼稚園は午前保育と各自対策を行っています。その限られた時間の中で、子どもたちには楽しい時間や実りのある時間を感じてほしいと、保育士も教員もできる限りの知恵を絞っているところです。

「ママ友」ができ、親子ともに仲良くなる背景

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さて、今月は『保護者同士のトラブル』についてお話しましょう。

保育園では登園・降園の時間がご家庭によって異なるので、さっとお帰りになることが多いようです。時にはママ同士のおしゃべりを楽しむ場面を見かけますが、やはり忙しい時間帯のため早々に帰路についています。

一方、幼稚園は延長保育を利用するお子さん以外は同じ時間帯に登園・降園するため、保護者同士で顔を合わせることが多くなります。園バスを利用している家庭も同じバスポイントで顔を合わせます。いわゆるママ友という間柄が生まれやすい環境ですね。

帰りに公園でひと遊びさせたり、一緒の習い事をさせたりと親子ともに仲良くなることも多いようです。

では、『保護者同士のトラブル』とはどのような場面で起きるのでしょうか。大きく分けると2つのパターンが考えられます。

子ども同士のトラブルが保護者にも影響

「〇〇ちゃんに叩かれた」、「△△くんに仲間はずれにされた」など、日々の子ども同士のトラブルが保護者同士のトラブルに発展する場合です。お子さんが低年齢だと保育士が状況をお伝えしますが、年齢が上がると、保育士だけでなく、自分で状況を伝えられるようになります。

すると、時として「また、あの子に叩かれたの?」「またケガしてるじゃない!」とお子さんの話だけを全面的に受け止めてしまい、相手のお子さんや保護者の方に対してネガティブな感情をもつようになる保護者がいます。

わが子のときの母としての経験

私の娘が年少クラスだった頃、娘が同じクラスの男の子の頬を噛んだというショッキングな電話を園長先生から受けました。一瞬「何をしてるの!?」と娘を責める感情が湧きました。しかし説明を聞くと、手洗いの順番を守らなかった男の子に抗議をしたかった娘が、言葉が出ずに男の子を噛んでしまったという内容でした。この時は相手の保護者に直接謝罪をしたいということを園側に伝え、謝罪をしたところ受け入れてもらえることができました。

しかしもし、受け入れてもらえなかったら…。感情が行き違い、保護者同士のトラブルへと発展していたかもしれません。

育て方や意見の相違で保護者同士が仲違い

保育園や幼稚園など、お子さんにとって初めて所属する集団で、ママ自身が育児の悩みや迷いを共有できる友達がいることは大変心強いことです。子どもたちが幼い頃は同じ遊びを共有し楽しく過ごせるものですが、子どもがほかに仲良しの友達ができたり、楽しめる遊びが異なってきたりと、大人の思うように遊びが続かなくなることもあるでしょう。

子どもの関係が希薄になるにつれ、保護者同士も互いの想いを共有できなくなったり、些細な出来事をきっかけに距離を取るようになったという話はよく聞きます。

「注意の仕方」で卒園までもめ続けることも

以前の話ですが、一緒にキャンプへ行ったり、ホームパーティーをするほど仲の良いママ達がいました。トラブルのきっかけは『子どもに対する注意の仕方』だったそうですが、互いに受け入れられない一面だったのでしょう。卒園するまで仲違いを続け、時には園の職員まで巻き込む騒動となりました。

大人のトラブルを子どもに持ち込まない努力を

こうした保護者のトラブルの際に、園としてはどちらの肩入れもできませんが、ニュートラルな立場でお話をお聞きすることはできます。

子ども同士のトラブルがきっかけであれば、事実を把握し、双方に納得できるようお伝えします。園としての解決策も保護者に必ずお伝えしています。子ども同士のトラブルは成長の中で必ず経験することです。一方的な視点で感情的に判断するのではなく、担任や園へ相談してみてください。

また、ママ友との距離の変化は大きいものです。長く良好な関係が続くこともありますが、あくまで子どもを介した関係であると割り切ることで心がラクになることもあります。

そして、保護者同士がトラブルになると、その話題を自宅でしたり、子どもが一緒のときにもママ同士で話をしたりということがあると思います。しかし、大人の感情は子どもとは違います。そして子ども達は大人の話をとてもよく聞いています。その結果、大人の価値観を子どもに押しつけることになったり、子ども同士の関係性が悪くなることも。極力ご自身の言動には心を配っていただきたいと思います。

同じ園の保護者といっても、きょうだい児のいる保護者や初めての子育てをする保護者、ご家族の協力体制のある保護者など立場は異なります。その中でトラブルが発生した場合、当人同士で解決するのが難しい場合もあります。そんなときは気軽に園に相談してみてください。別の視点から解決策をお伝えできるかもしれません。

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みや先生プロフィール

大学卒業後、障がい者関係の仕事を経て、療育センターに臨床心理士として8年間勤務。14年前からは私立保育園の理事及び保育士として勤務しています。今年度からはフリーの保育士という立場で全学年をサポート。

子ども達とかかわる中で大切にしているのは、「ひとりひとりの行動や言葉の中にたくさんの側面を見つける」こと。それらを保護者と保育者で共有していくことが子ども達の心身の健やかな発達に繋がると考えています。

プライベートでは3人の女子中高生の母。ワーママとしての経験や思いも保護者との関係づくりに役立っています。

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