皆さんはこれまで「ダイエット」にどれくらいのお金や時間をかけてきましたか? ジムの月会費や健康グッズ・サプリメントなど、換算するととんでもない金額を費やしてきた方もいるのではないでしょうか。今回は、現役ヨガインストラクターの筆者が”無駄遣いせずに痩せる秘訣”をご紹介してます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
結果がすぐに出るなら誰も苦労はしない

ダイエットは“無理なく長期的に続ける”ことが大切。しかし、長く続けるためにお金がかかるものは厳しいですよね。
そこで今回は、ジムやエステ、高額な健康食品に頼らない“コスパの良いダイエット方法”をお伝えします。
運動編
ダイエットをするために、運動のための時間をわざわざ作る必要はありません! まずは日常的に“体に意識を向けて過ごす”ことから始めてみましょう。
歩く習慣と歩き方の習慣

駅まで歩く時間は、意識を変えるだけで十分なトレーニングになります。でも、姿勢が悪かったり小さな歩幅で歩くのはNG。腕をなるべく大きく振っておなかを軽く締め、お尻の筋肉を使って大股で歩いてみましょう!
体の使い方をしっかりと意識して歩くだけでも運動効果が期待できますよ。
階段を使う
エスカレーターやエレベーターは避けて、なるべく階段を使いましょう。特にマンション住まいで階段でも上り下りできるなら、階段を使うだけで運動量が格段に上がるはず。
階段を上るときも、歩くとき同様にお腹に力を入れつつお尻の筋肉を意識してみてくださいね。
座り姿勢と立ち姿勢を意識する
どんなときも姿勢を意識することが大切です。
電車の座席やいすに座っているときは、足を揃えて膝を閉じるようにすると内ももの筋肉を鍛えることに繋がるでしょう。また、立っているときは片足に重心が偏ってしまわないように、お腹に力を入れながら足裏全体で地面を踏むように意識しましょう。
座っているときも立っているときも、お腹に力を入れて体を縦に伸ばすように意識するだけで、自然と体幹部の筋肉が使われます。
深呼吸をする

「呼吸」を意識することも非常に大切です。深い呼吸は自律神経のバランスを整え、血流促進や代謝の向上に繋がるといわれています。
起床時や就寝時、仕事中の合間の時間などで、意識的に深呼吸することから始めてみましょう。
食事編
食事に関しては、まず“しっかり食べること”が大前提。よくダイエットでいわれるような、糖質を大幅にカットしたり、ジュースや酵素だけで過ごすファスティングなどは、長く続けるには不向きといえます。
どんな方法でも“我慢”をするやり方はかえってストレスを溜め込みやすく、ドカ食いやリバウンドにつながりやすいので注意しましょう。
”ながら食べ”をやめる

テレビや携帯を見ながら食事をすると、食べすぎになりやすいといわれています。しっかり食事と向き合って食べることで、噛む回数も多くなり満腹中枢が刺激され、自然と食べる量も変わってくるかもしれません。
栄養バランスを考える
ダイエット中は「サラダだけ食べる」「スムージー生活にする」のように極端な方法をとる方もいますが、「〇〇だけ」の食事方法はおすすめしません。
健康を作る食事の基本は「タンパク質・脂質・炭水化物」をバランスよく摂取し、ビタミンやミネラルも取り入れること。偏った食事ではなく、バランスよく様々な食材を摂ることが長期的なダイエットには不可欠です。
旬の食材を取り入れる
“旬の食材”は、その時期の体に適した食べ物といえるでしょう。例えば、夏野菜は体を冷やすのに最適なものが多く、冬野菜は体を温めるのに適した食材が多いといわれています。食材を選ぶ際は、ぜひ意識してみてください。
日記をつけてみる
ダイエットをする際におすすめなのが「日記をつける」こと。その日に食べたものを書くだけでも、食べすぎてないかが“見える化”できますし、無駄な出費を減らすことにもつながります。
ダイエットは一日にしてならずという気持ちが大切

今回ご紹介したポイントを習慣にすることで、お金をかけなくても”太りにくい体質”が目指せます。続けるうちに、体や心にも変化が訪れるでしょう。
少しずつでもいいので、できることから取り入れてみてくださいね。
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NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深め、帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどにも出演。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ウェルネスコミュニティ「The Wellness Laboratory」主宰、マッサージセラピストなど多岐に渡って活動中。
文/NATTY
anan 編集部