
40年以上 ジャニーズ事務所に所属し、2021年に事務所を退所した歌手の近藤真彦さん(59)が、ジャニー喜多川氏の性加害問題について問われ、直接の言及は避けたものの、「いつかは話す時期が来ると思う」と話した。
「ウソはダメ、知ってるでしょう」
19日午後2時過ぎ、軽快な音楽が流れる中、歌手の近藤真彦さんがピンクの車に乗って現れた。
近藤さんは、神奈川県警大磯警察署の一日署長を務め、「秋の全国交通安全運動」の出陣式に出席。式では「これから大磯だけではなく、日本中の交通事故1件でも減らすように努力していきます」と力強く述べた。
近藤さんは「マッチ」の愛称で、ジャニーズ事務所に40年以上在籍し、2021年に退所した。
恩師であるジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐっては、5月にジャニーズ事務所に対し「本当に言いにくいんだけど、ウソはダメだなって。知っていた、知らなかったじゃなくて、知ってるでしょう」と訴えていた。
ジャニーズ事務所は9月7日に会見を開き、ジャニー喜多川氏による性加害があったことを正式に認めた上で、藤島ジュリー景子氏が社長を退任。新社長には東山紀之氏が就任した。東山新社長は会見で「今後は人生をかけて、この問題に取り組んでいく覚悟であります」と述べていた。
「いつかは話す時期が来る」
この会見を受けて、かつて「ジャニーズの長男」と呼ばれた近藤さんは何を語るのか。
報道陣から質問が投げかけられたが、近藤さんは言葉を濁した。
――先日、ジャニーズが会見したが?
近藤さん:
いやそれは……。
――会見をご覧になられたか?
近藤さん:
いろいろ僕も今日そういうことになるんじゃないかと思って、いろいろ考えてきたんですけども、まあ、いつかはね、そういう話をさせてもらう時期が来るのかなと思ってますけども。
まぁ、きょうのところは……。
――会見ご覧になって、率直な印象は?
近藤さん:
いや、きょうのところは、すみません。(記者に対して)言うねぇ!
東山新社長についても質問が出たが、「そういうタイミングが来た時にお話しします」と現時点での発言を避けた。
(「イット!」9月19日放送より)
イット!