岩佐歩夢、2023年初勝利は課題としていたスプリントレース「昨年アブダビ戦のドルゴビッチとの対決が、良い”準備”になった」

岩佐歩夢、2023年初勝利は課題としていたスプリントレース「昨年アブダビ戦のドルゴビッチとの対決が、良い”準備”になった」

  • motorsport.com 日本版
  • 更新日:2023/03/19
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FIA F2の2023年第2ラウンド、ジェッダ戦のレース1(スプリントレース)で、岩佐歩夢(DAMS)が優勝。今季初優勝を挙げた。岩佐曰く、非常に厳しい状況の中での逃げ切りだったものの、昨年最終戦アブダビ戦のフェリペ・ドルゴビッチとの戦いを制したことが、自信に繋がったという。

岩佐は4番グリッドからレースをスタート。抜群の蹴り出しを見せて2番手に浮上すると、2周目の1コーナーでジャック・クロフォード(ハイテック)を料理し、首位に立った。その後はヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)やユアン・ダルバラ(MPモータースポーツ)の猛攻を受けたが、岩佐はなんとか耐え凌ぎ、20周を走り切ってトップチェッカー。FIA F2での3勝目、今季初優勝を手にした。なお、岩佐としてはスプリントレース初優勝である。

「すごくプレッシャーがかかっていました。去年のアブダビと同じような状況でした」

そう岩佐は語った。岩佐は昨年のアブダビ戦フィーチャーレースで優勝したが、終始同年王者のドルゴビッチに苦しめられた。しかし岩佐はこれを抑えきり、トップチェッカーを受けた。今回のレースも、その当時と似た展開だったと、岩佐は言う。

「去年の状況を思い出しながら、うまく対処しようとしました。残念ながら、レースを通じてあまりスピードがありませんでしたから、セクターごとにペースを管理しなければいけませんでした」

「セクター2のシケインと、最終コーナーは問題なかったと思うので、うまくポジションを守ることができました。それでも、ギリギリでした。昨年のアブダビ戦は、今回のレースに向けた、本当に良いトレーニングになったと思います」

「プレッシャーは大きかったんですが、自分をコントロールすることができたと思います。自分が速いところと遅いところを考えて走っていました。そこから、ペースをマネジメントしようとしていたんです。アブダビも同じような状況だったので、うまくいったと思います」

なお今回のレース中には、2度もセーフティカーが出された。岩佐はいずれも先頭でレース再開を迎えたが、様々な選択を考えていたと岩佐は明かす。

「まさか2度にわたってセーフティカーが出るとは思っていませんでしたが、全力で頑張りました」

そう岩佐は言う。

「2回目のセーフティカーの時には、作戦を考えていました。その前とは、少し違う動きにしたかったんです。そのため、少し早く加速し始めたんです」

Motorsport Network.

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