
YBS山梨放送
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦を翌日に控え、試合が行われる敵地のオーストラリア・メルボルンは19日、既にヴァンフォーレ甲府(VF甲府)のサポーターの熱気に包まれている。
メルボルンは日本から空路で約10時間。大陸南東部に位置し、「世界一住みやすいまち」とも評されるオーストラリア第2の都市。人口は500万人を超え、経済成長が著しい。
季節は春。19日は雲が広がっていたが、午後2時現在の気温は25度。過ごしやすい陽気となっていた。
初戦で対戦するメルボルン・シティは国内リーグ1部を3連覇中。VF甲府のACLの幕開けは、強豪の本拠地「レクタンギュラースタジアム」で迎えることになる。市街地からスタジアムまでは車で約10分。テニスの全豪オープンで使用するコートや、地元プロバスケットボールチームが使用するアリーナが建つ公園の一角にある。
19日は早くもサポーターがスタジアムを訪れ、胸を高鳴らせていた。
サポーター:
「早く試合が見たい。23年応援しているが、(クラブの)消滅危機を考えると、甲府のユニホームで赤道を越えるなんて思っていなかった」
「まさか甲府のユニホームを着て海外に来るとは思わなかったので実感がわかないところもあるが、すごく楽しみ」
「あしたの夜はアジアの1合目に立ちましょう」
「(優勝した昨季の)天皇杯を思い出させるワクワク感がある」
「みんなで笑顔で結果を出しましょう」
「今スタジアムを見て『ここでやるんだ』という気持ちになった」
「外国だが、日本と同じような声援で僕らも後押ししたい。緊張しないで戦ってほしい」
昨季の天皇杯優勝で初めてACLの出場権を獲得したVF甲府。メルボルン・シティとの東地区グループステージ初戦は20日午後7時(日本時間)にキックオフされる。