渋野日向子「ちょっと大人になっている」。「今年は初めて」と語った進歩の証

渋野日向子「ちょっと大人になっている」。「今年は初めて」と語った進歩の証

  • Sportiva
  • 更新日:2021/04/21

4月から米女子ツアーに参戦している渋野日向子。今年最初の海外メジャー、ANAインスピレーション(4月1日~4日/カリフォルニア州)は予選落ちに終わったものの、続くロッテ選手権(4月14日~17日/ハワイ州)では決勝ラウンドに駒を進めて、通算13アンダー、33位タイでフィニッシュした。

「最終日は無茶苦茶なゴルフで、今は頭の中がこんがらがっている感じなんですけど、4日間を通してふた桁アンダーで回れたのはすごく久しぶりだったので、ちょっとずつは前に進んでいるのかなと思う。この1週間は、いろんなことが知れたいい1週間だった。次につながると思います」

◆注目の女子プロ10名は「何がすごい?」

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ロッテ選手権では33位タイに終わった渋野日向子。photo by Getty Images

初日は4バーディー、ノーボギーの「68」。4アンダー、14位タイと好発進を決めた渋野は、「久しぶりに納得のいく、うれしい内容のゴルフができた」と晴れやかな表情を見せた。

「ショットの内容的にも(アメリカに来て)一番手応えを感じた。久しぶりに全部パーオン。今日のようなゴルフができれば、いいところまでいけるだろうし、自分の納得のいくゴルフが最後までできると思う。

前半はショートアイアンがちょっと引っかかったりしたけど、後半はミスショットが少なくてすごくよかった。(スイングの)トップは常に意識していて、それが薄くなってもショットはよかったし、リズムもよかった。アゲインストの時に力んでしまうことがあったけど、それもなくなってきた」

2日目は一転、インスタートの10番でいきなりダブルボギーを叩いて、厳しいスタートとなった。その後、巻き返しを図ったものの、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの「71」。多くの選手がスコアを伸ばすなか、ひとつしか伸ばせずに順位は41位タイと後退した。

「(10番のティーショット?)いいショットだと思って、ボールの行方を見ていなかったら、池に入ってた(苦笑)。左からの風で、いつもより弱かったので、若干右目に構えた分、(右の池に)入ってしまった。そのあとの3パットもねぇ......。

それでも、ティーショット自体は悪くなったし、ボギーパットも自分の打ちたいところに打てて、めっちゃミスしたということもなかったので、すぐに(気持ちを)切り替えることができた。次のホールでは攻めることができたし。

先々週は予選落ちして悔しい思いをしたので、とりあえず予選を通過できてよかった。あと2日、自分のやるべきことをちゃんとやりたい。(ハワイ?)まだエンジョイできていない。食料などの買い物に行くくらいで、景色なんかも見に行けていない。ビーチで黄昏(たそがれ)てもいない!」

3日目は再びスコアを大きく伸ばした。6バーディー、ノーボギーの「66」。通算11アンダーとして、23位タイまで浮上した。

「最初に3連続バーディーを奪って、今日はどうなるかと思った。3日中、2日間ノーボギーなんて、私には珍しい(笑)。風もなかったし、ピンを狙っていきやすかった。1m前後のパーパットをすべて沈められたのもうれしかったですし、緊張しながら打ったけど、しっかりストロークできたのはよかった。

あっ、でも9番は悔しかったな、忘れてた。(セカンドショットがピンに当たってグリーン手前まで戻ってきて)なんでやねん!って。あれは、日頃の行ないの悪さかな......(苦笑)。けど、あそこでボギーを打たなかった自分は、カッコいいなって(笑)」

最終日は、2日目と同じくスタートホール(1番)のティーショットが池へ。そのショックを引きずってか、出入りの激しいゴルフとなった。結局、6バーディー、4ボギーの「70」と2つスコアを伸ばすにとどまって、33位タイに終わった。

「初っ端から池で、かなりメンタルにきました(笑)。池がいっぱいあって、何がなんだか......。本当に......池は嫌いです。(ティーショットが左、左へ?)ちょっと力んでいたかなぁというのはあるし。トップから(クラブを)降ろすのが早まっていた、切り返しがちょっと早くなっていた、というのは1番で思っていました。でも、なかなか修正するのは難しかったです。

まあ、今日は気持ち的にすごくイラッとする一日だったんですけど、そのなかでダボを打たなかったっていうのはよかったかな、と。なんていうか、一打、一打を無駄にすることがなかったというか。そういうところは、ちょっと大人になっているのかなという感じ。笑ってプレーできる状況ではなかったなか、それなりのスコアで、オーバーパーになることがなかったのは、すごく進歩だと思っています。

悪い流れを断ち切るゴルフが途中からできるっていう、そこから波に乗っていくゴルフができたのも、今年は初めて。そこは、新しく知ることができたかなって思います。上位には行きたかったですけど、とりあえず4日間、戦えたことが大きかった」

このあと、渋野はシンガポールのHSBC女子チャンピオンズ(4月29日~5月2日)、タイのホンダLPGAタイランド(5月6日~9日)に挑む。この2戦は予選落ちのない戦いゆえ、彼女らしい思い切ったゴルフで上位争いに加わっていくことを期待したい。

text by Sportiva

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