実は札幌生まれ...ショパン国際ピアノコンクール2位・反田恭平さんが語る今の日本に足りないものとは?

実は札幌生まれ...ショパン国際ピアノコンクール2位・反田恭平さんが語る今の日本に足りないものとは?

  • HBCニュース
  • 更新日:2022/01/24
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新春インタビュー2回目は、ショパン国際ピアノコンクールで2位をとった反田恭平さん。今月4日、札幌で開かれたコンサートの際にHBCが独占インタビューをすることができました。

堀啓知キャスター
「もう何万回もいろんな方からお祝いの言葉があったと思いますが…」
反田恭平さん
「ざっと500万回くらい。(笑)(世界から来てるんですよね?メッセージが)でもおっしゃっていただいて、すごくうれしいですし、何回言われても嫌な気分はしないので、すごくうれしいです」

去年10月、ポーランドで開かれたクラシック音楽の世界3大ピアノコンクールのひとつ「第18回ショパン国際ピアノコンクール」で、反田恭平さんは第2位を獲得。日本人として歴代最高位タイとなる半世紀ぶりの快挙です。

反田恭平さん
「コンクールは約1か月開催されたんですけど、その1か月というタイム感と、受賞後の1か月の時間の流れは全然違いました。期間中の前の1か月は一番時間があった。コンクールが始まって、本当に1日が3日分のような濃さといいますか、寝れるときに寝て、練習はして…コンクールが終わって気づいたら日本いて…」

実は反田さんは札幌生まれ。すぐに東京へ引っ越しますが、祖父母や飼い猫に会いに札幌にたびたび訪れていたと言います。ピアニストとしても2016年から毎年のようにキタラで演奏しています。

札幌のステージで語る反田恭平さん
「ご存じない方が大半だと思うんですけど、一応、僕、札幌で生まれております」「2016年から、定期的にKitaraに帰ってきて、演奏してるんですけど、その都度、実は札幌出身、札幌生まれなんですと言って、やっと最近認知されて…やっと市長さんに認めてもらえたなと(笑)」「生まれたのに、全然振り向いてくれない北海道。今回を経て、やっと、お互い歩み寄れたのかなと思いますし、うれしいですよ。純粋に」

ピアニストの道に進むきっかけは12歳のとき。テレビのドキュメンタリー番組で見た「ショパン国際ピアノコンクール」に憧れを抱いたと言います。
22歳のとき、サントリーホールでデビューを果たし、その後「日本で最もチケットのとれないピアニスト」と言われるようになります。
2014年、世界三大音楽院の一つ、モスクワ音楽院に首席として入学。
2017年には、ポーランドのショパン国立音楽大学に留学します。

反田恭平さん
「コンクール期間中は、ネクタイも締められなかったし、首元に衣類があるだけで吐き気がしてきたり、結果、いろいろなことを3次予選まで考えたんですけど、ファイナルは、楽しんだ者勝ち。世界で一番大好きな作品なので、純粋に音楽に没頭しようと、無駄なことはもう考えなくていいかなという感じでした」

世界で名声を手にしたピアニストにもかかわらず、反田さんには、まるで少年のような一面もあります

反田恭平さん
「普通の音楽をやっていない一般女性の方と、一瞬、お話する機会があったりすると、緊張しちゃいますね。音楽の話以外できないから」

ピアニストとして多忙な反田さんですが、別の顔も。27歳にして、プロオーケストラの会社社長として新たな音楽活動にチャレンジしています。

反田恭平さん
「単純にクラシックを身近に感じられる場があまりないのではないかな…少子高齢化で、ピアノ演奏するという子が少しずつ減っていったわけで…(そのへんの危機意識が反田さんにはある?)言ってしまえば、ピアノとか教授群とか、そういうのは(日本にも)揃ってるんですよ。ただ、モチベーションと言いますか、ハングリー精神じゃないけど、根本的なところは足りないですね。日本人は」「誰も心配しないし、誰も今後の日本について考えない。こうやって活動して注目されているので、じゃあ僕がやるのかなっていう気分になったり」

「クラシックの未来を作りたい」と力強く語る反田さん。視聴者に向けてメッセージを書いてもらいました。

反田さんが大切にしている言葉とは…

「くすぶるな、燃え上がれ」

ロシアに留学中に知った劇作家、チェーホフの言葉。
言葉の壁もあって、モスクワでは授業になじめないこともあったそうなんですが、この言葉でひと皮もふた皮もむけて、成長できたということです。

1月6日(木)「今日ドキッ!」午後6時台

HBC北海道放送

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