西武・平良、プロ野球タイ開幕31戦連続0封 球児の持つ記録を「超えたい」

西武・平良、プロ野球タイ開幕31戦連続0封 球児の持つ記録を「超えたい」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/06/11
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平良が開幕から31試合連続無失点。試合を締め、記念のボードを誇らしげに掲げた (撮影・尾崎修二)

西武は10日、DeNA最終戦(メットライフ)に5-3で勝った。平良海馬投手(21)が九回に6番手で登板し、1安打を許したが無失点で切り抜け、開幕から31試合連続無失点を記録。2リーグ制となった1950年以降ではセ、パ両リーグを通じて最長となる2016年の中日・田島慎二に並んだ。開幕からに限らないプロ野球記録は06年に阪神・藤川球児が樹立した38試合連続無失点。若き剛腕はプロ野球記録更新も視野に入れた。

記録達成の記念ボードと花束を受け取ると、平良は照れくさそうに掲げた。この日も揺らぐことない安定感でチームの勝利に貢献した。

「もし抑えたら、タイ記録で花をもらえると聞いたので意識しました。並んだので更新したい」

いつものようにブルペンでの全力投球は変化球を含めてたった6、7球。一つの才能でもある肩の〝スピード仕上げ〟で2点リードの九回のマウンドに向かった。

1死から桑原に左前打を許したが、走者を出してからギアが上がっていくのが平良流だ。次打者の伊藤光を145キロのカットボールであっさりと二ゴロ併殺に仕留め、5セーブ目。開幕から31試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。

沖縄出身。普段は穏やかな雰囲気が漂う21歳も、マウンドでは打者を圧倒するオーラを放つ。直球の最速は160キロを誇るが「去年、一番打たれたのは直球」とオフはスライダー、カットボールに磨きをかけ、チェンジアップも本格的に習得。最新機器で回転数や軌道をチェックしながら、いずれも切れ味抜群の武器とした。

走者がいない場面でも「打者からタイミングをとりずらいと聞いたので」とクイックモーションで投げる。素早い投球動作から剛球、多彩な変化球が投げ込まれると打者は対応するのは困難。丈夫な体、不断の努力、裏付けされた考えがあってこそ達成された記録だ。

辻監督は「自分の中でも自信があるんじゃないかと思う。バタバタしない。守っている野手にとっても心強いと思いますよ」と精神面を評価。「監督の期待としては今シーズン終わるまで続けてほしい」とおどけた。

「一試合一試合積み重ねていきたい」と平良。次回登板では記録更新に挑む。開幕からに限らないプロ野球記録は藤川の38試合連続無失点だ。「超えられたら…っていうか、超えたいです」。控えめな男が力強く宣言した。これからも〝バズーカ砲〟で「ゼロの日」を続けていく。(湯浅大)

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