
福岡県筑後市で25日、警察署の捜査車両に追突した車が炎上した事件の続報です。車を運転していたのは25歳の男性で、自ら火を放ったとみられています。さらに、事件の前日には男性の自宅アパートで、ぼや騒ぎが起きていました。
福岡県筑後市で25日、警察署の捜査車両に追突した車が炎上した事件の続報です。車を運転していたのは25歳の男性で、自ら火を放ったとみられています。さらに、事件の前日には男性の自宅アパートで、ぼや騒ぎが起きていました。
25日午後3時20分、「車が突っ込んだ。燃えている」と通報がありました。筑後警察署の敷地に入るなり、捜査車両に追突するなどした乗用車はその後、炎上しました。
■安部カメラマン
「筑後警察署に突っ込んだ車。真っ黒に焦げているのが確認できます。」
捜査関係者によりますと、車を運転していた福岡県筑後市内に住む25歳の男性が、車内で火を放ったとみられています。男性は病院に運ばれる際、意識はあったものの、重度のやけどを負っていたということです。その後の詳しい容体は分かっていません。
男性を知る人は25日、FBSの取材に応えました。
■男性の知人
「結構怒りっぽくて、『怒ったら何するか分からんよ』みたいに聞いてはいました。」
事件の2日前には、男性が誰かと口論になっている声が聞こえたといいます。
■男性の知人
「駐車場でクラクションが鳴っていたり、大声が聞こえるような、ケンカしているなという感じ。午後9時すぎだったと思う。」
また、事件の前日にあたる24日には、男性が住むアパートの部屋で、壁などを焼くぼや騒ぎが起きていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
このぼやの後、男性は事情聴取を拒否するような態度だったということです。
男性の知人は、ぼやの後の様子について、次のように話します。
■男性の知人
「警察の人が交代で規制線を張って待機するような感じで、車を前に止めて。きょう(25日)も朝から鑑識とか来て。ただの火事だと、そんな何回も警察やら消防が来たりはしないが何かやっていたので、普通じゃないんだろうなというのは感じました。」
警察は、男性がぼやをめぐる警察の対応に不満を抱き、事件を起こした可能性もあるとみて、放火の疑いなども視野に回復を待って事情を聞く方針です。