「俺は、夫の不在のヒマ潰しだったのか...」人妻に騙された男が、幸せをつかみ取った方法

「俺は、夫の不在のヒマ潰しだったのか...」人妻に騙された男が、幸せをつかみ取った方法

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  • 更新日:2020/07/14

自分の人生を大きく左右する“結婚”。それ故、大きな決断力が必要となる。

星の数ほどいる男女の中でどうしてその相手を選び、何故結婚を決意したのだろうか?

十人十色の、結婚の決め手を聞いてみた。

これまでに、結婚願望のない男が結婚を決めた理由や、結婚を”決めさせた”女の行為などを聞いてみた。さて今週は?

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【今週の既婚者】

名前:裕二(36歳)
職業:総合商社勤務
結婚歴:4年
結婚するまでの交際期間:1年

本日話を伺うのは、現在一児の父である裕二さんだ。

「結婚して4年経ちますし、かなり昔のことのようにも感じるのですが…」

そんな前置きをしてから、裕二さんはある経験を語ってくれた。

「その経験があったから、今の妻と結婚を決めました。あまり大きな声で言えることでもないのかもしれませんが…実は28歳の時、死ぬほど好きな女性がいたんです」

そう言いつつ、少し言葉を濁す裕二さん。今は可愛らしい奥様・悠美さんと幸せな家庭を築いており、とにかく幸せそうだが、その相手は悠美さんではない。

「あれは大恋愛でしたね…」

それは、普通の恋愛ではなかった。

果たして裕二さんが今の奥様と結婚を決める理由となった経験とは、どのようなものだったのだろうか?

28歳の男に起きた悲劇。好きになってはいけない女とは!?

「僕が28歳の時でした。当時食事会で出会った女性に、惚れ込んでしまったんです」

彼女の名前は、有希さん。明るくて綺麗で華があって、その食事会でほぼ裕二さんの一目惚れだったそうだ。

「しかもその食事会の後、“二人で飲まない?”と彼女の方から誘ってきてくれたんです。これはもう、男としてはガッツポーズですよね?(笑)」

そしてその後数回デートを繰り返し、交際に発展。裕二さんより5歳年上だった有希さんは、当時33歳。

女性としてはもちろんのこと、仕事に対する真摯な姿勢や、裕二さんをいつも励ましてくれたりする優しさに、人としての尊敬もあったという。

「年上の女性と付き合うのは有希が初めてでしたが、仕事の相談もできたし、彼女と交際したお陰で僕のモチベーションも格段に上がったんです」

それだけではない。

「大人の女性ならではのゆとりもあって…またそのゆとりが色気に繋がっており。言葉を選ばずに言うと、僕は有希に“ゾッコン”でしたね」

しかしそんな二人の関係に暗雲が立ち込めてきたのは、交際を開始してから半年くらい経った時のことだった。

「とある違和感に、気がついてしまったんです」

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「もともと仕事が忙しいと聞いていたので、彼女と会えるのは2週間に1、2回くらい。あと“電話が嫌い”と言っていたので、連絡はいつも電話ではなくメッセージ。最初は何の疑問も持っていなかったのですが、何か変だなと思い始めたんです」

優しい裕二さんは、彼女の望みどおり極力電話は控えていた。また“お互い仕事を頑張っている”と思い、会う日程も彼女に合わせていた。

だが、裕二さんの中で違和感はどんどん大きくなっていく。

「彼女は実家暮らしと言っており、“帰宅しないと親に怒られる”ということで、僕の部屋に来てもいつも泊まらずに帰っていたんです。かなり厳しいんだなと思っていましたが…」

少しずつ疑問を抱くようになった矢先、この話を昔から仲の良い女友達にした時のこと。その友達から、スバリと指摘されたという。

「“彼女、本当に独身なのか?”と」

有希さんの事を信じていた裕二さん。しかしそう指摘されてみると、今までの不思議な行動の全ての辻褄が合っていく。

「気がつかない僕も馬鹿でしたが、彼女に夢中だったため、彼女の言うことを全て信じていたんです。“結婚願望がないの”と言っていましたが、そりゃそうですよね」

裕二さんが問い詰めても、最初は頑なに認めなかった有希さんだが、最終的には泣きながら自分が既婚者である事を告白したそうだ。

「その時に、有希から言われたんです。“でも夫より裕二の方が好きなの”、と。ふざけんな!!と思いました」

泣きたいのは、裕二さんの方だった。

独身だと嘘をつかれていたこと。そして結局は夫の不在の暇潰しでしかなかったこと。

もちろん既婚者だということがわかってすぐに有希さんとは別れたものの、とにかく全てがショックで、しばらく女性不信に陥ってしまった。

「女性の言うことが全て信じられなくなって。本当に怖いな、と思いました」

そんな過去を乗り越えて出会ったのが、今の奥様である悠美さんだった。

女性不信に陥っていた男が結婚を決めた理由とは!?

「彼女と出会ったのは、ホームパーティーでした。たまたま同期が連れてきていたのが、悠美だったんです」

最初は全く興味もなく、普通に友達の一人として会話をしていた。しかし悠美さんの方が裕二さんを気に入ったらしく、後日友人を介して連絡をくれたそうだ。

「その友人からも“そろそろ次へ進め”と言われていたこともありますが、一度二人で食事へ行ってみようかなと思いました。そのデートで、彼女が緊張しているのが手に取るように伝わってきて。聞けば洋服も、その日のために新調してきてくれたんだとか」

最初は、あまりにもまっすぐな悠美さんの気持ちに驚いた。だがデートを重ねるにつれ、悠美さんのピュアで純真無垢な性格に癒されていたのだ。

「5回目くらいの食事のときかな。向こうから告白してきてくれたんです。僕もいいなと思っていましたし、そこから交際に発展。そして1年くらいして、あることをキッカケに“結婚しよう”と思いました」

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結婚のキメテ:安心できる相手だったから。

「それは、悠美が友人の結婚式に参加した日の事でした。悠美はお酒があまり強くないし夜遊びもほぼしないため、珍しく酔っ払って遅くまで外にいたみたいで」

そんな時に、悠美さんからLINEが入ってきた。

「今から帰るね、と」

たったその一通だけだったが、裕二さんの中で何かが弾けた。なんでもない一言のメッセージに、大きな安堵感を覚えたのだ。

そして改めて気がついた。

この1年間、悠美さんに“他に男がいるんじゃないか”とか心配したこともなければ、前の彼女のように”嘘をつかれているのかも”と疑ったこともない。彼女はいつも誠実で、まっすぐな愛情をこちらに向けてくれていた。

「悠美だったら、安心できる。そう思い、結婚しようと思ったんです」

女性不信になり、とにかく派手で軽い女性は敬遠していた裕二さん。ただ、前の裕二さんだったら悠美さんの良さに気がついていなかったかもしれないという。

「悠美はどちらかというと大人しいタイプで、本来僕が好きだった社交的な美女とは全くタイプが違う。でも色々な経験を経て、結婚する相手は絶対に信頼できる人がいいなと思っていました」

その点、悠美さんは100点満点だった。

「余計な心配をせずに済むって、素晴らしいこと。結婚する相手が夜遊びが好きだったりしたら、もうアウトですよね?悠美はいつでも僕の味方でいてくれるし、そんな彼女を僕が一生守ろうと固く決意したんです」

こうして晴れて夫婦になった二人。

冒頭で述べたように、現在とても幸せな毎日を送っているようだが、裕二さんは改めてこう主張してくれた。

「ドキドキはいずれ無くなるかもしれないし、夫婦なんて毎日がいい状態なわけでもない。でもどんなに喧嘩をしても“お互い信頼して、尊敬し合っている”というのがとにかく大事」

そして“夫婦生活に、ドラマはいらない”そうだ。

「何気ない平凡な日々が続く幸せ。それが夫婦、言うならば家族の最高の形なのかも」

私たちは毎日、目の前にある小さな幸せに気がつかずに過ごしてしまいがちな生き物である。

だが裕二さんの言う通り、そんな何気ない毎日こそが、最高の幸せなのだと改めて気がつかされた。

これまでご紹介した、10人の既婚者たちの「結婚のキメテ」。そのエピソードの多くは意外にも、とても些細なことがキッカケだったり、偶然が重なって起こった出来事だった。

結婚は、人生における一大イベント。だがそのキメテというのは、実はふとした瞬間に訪れるものなのかもしれない。

そしてそれは、始まりにすぎない。本当に幸せな夫婦生活を送れるかどうかは、ここからのふたりの努力次第だ。

Fin.

▶前回:「女の方から攻めたって、いい」。男の部屋で女がやった、大胆な行為とは

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