
結びの一番で照ノ富士(手前)と対戦した朝乃山
力の差を見せつけられた。大相撲夏場所13日目(26日、東京・両国国技館)、元大関の朝乃山(29=高砂)が横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)に黒星を喫して3敗に後退。4年ぶり2度目の優勝は厳しくなった。
朝乃山にとって結びの一番は3年ぶり。過去5戦全敗の照ノ富士に、小手投げで再び完敗を喫した。取組後は「久しぶりの結びの一番で緊張しましたけど、思い切ってできた。精いっぱいやった。まだまだ、差はたくさんある。毎回勝ちたいと思っているけど、今回も負けてしまった。今までの横綱の相撲を見ていても、絶対に負けない気持ちが相撲に出ている。今日の小手投げでも伝わった」と脱帽した。
優勝が遠のいたとはいえ、目標に掲げる大関復帰に近づくためには残り2日間も重要。朝乃山は「来場所のためにあと2つ、自分の相撲を取り切るように頑張りたい」と気合を入れ直した。
東スポWEB