―[モテるデブには理由がある]―
こんにちは、日本のデブ諸氏の笑顔製造マシンとして日夜活動している「心もカラダもビッグサイズな男たち」のためのファッション&ライフスタイル情報を配信するWebマガジン「Mr.Babe」編集長の倉科典仁です。
◆「デブを好きになってしまった」5人の女性の生の声

※写真はイメージです。Webメディア「Mr.Babe」より(以下同)
いきなりですが「デブは方向性を間違えなければ女性だけではなく老若男女全てから愛される」というのが私の持論です。これまで何百回と申し上げてきたことですが、いまだに「どうせオレはデブだから……」と言って、恋愛に対して奥手になったり、諦めたり、どこか及び腰の方がまだまだ多いようです。
今回はそんな方々のために、以前取材した「デブを好きになってしまった女性」の生の声と共通点をお話したいと思います。いったい、何が良かったのか?
大人の女性は、体型がどうのこうのということはあまり気にしていません。5人のインタビューの結果をぜひ参考にしてみてください。
◆ケース①私、付き合った男性の8割がデブなんです
ユキさん(仮名・年齢非公開)/IT企業勤務・A型・牡羊座
「私が好きになった最初のポチャメン彼氏は25歳のときで、当時友達とクラブで遊んでいたら太っているのにいい香りがする男の子がナンパしてきて(推定175cm、90kgくらい)、一緒にいると話も楽しくてオールしちゃいました。
ただ、翌日は一緒に御飯を食べに行ったんだけど、ぜんぜん口説かれなくて……。その余裕というか、ガツガツしていないところにハマっちゃいました(笑)。それ以来、付き合う8割がポチャメンです。太っているのにいい匂いがしたり、恋愛に対してもガツガツしていないような包容力がある人のギャップになぜか惹かれちゃうんですよね」
◆ケース②初めての海外生活で心の支えになってくれた
まりさん(仮名・30歳)/主婦・O型・しし座

「私が今付き合っている彼氏は学生時代、海外留学中のホームステイ先で出会った韓国系ポチャメン(推定187cm、98kg)。慣れない外国で言葉も習慣も何もわからない私をいろいろと助けてくれたり、励ましてくれたり、時には遊びに連れて行ってくれたり、とにかく頼りがいがあったんです。現在は彼が日本に来てくれて、楽しい“デブ恋”ライフを過ごしています。
私が彼を好きになったポイントは何でもおいしそうに食べる顔かな。一緒に食べていると、こっちまで幸せになるんです(笑)。でも、ひとつかわいそうなのは、彼はカラダが大きいので、日本ではサイズの合う洋服があまりないこと。もう少し大きい洋服をつくってください!」
◆ケース③数年前に地元で偶然再会した幼なじみ。今では優しくて面倒見が良い夫
涼子さん(仮名・25歳)/PR会社勤務・A型・乙女座
「幼い頃に近所でいっしょに遊んでいた友達(推定165cm、90kg)と偶然、地元で再会したんです。その時、彼はかなりポチャメンに成長していて、誰だかわからなかったんだけど、彼のほうが私に気づき『もしかして涼子ちゃん?』って声をかけてくれて。話が盛り上がって、その後は毎日のように飲みに行くようになったんです。
最初は結婚するなんて思っていなかったけど、面白くて毎日一緒にいてもぜんぜん飽きなくて。自然な流れで結婚した感じですね。結婚してからも子どもの面倒をよくみてくれて。たぶん、夫の外見ではなく、優しさに惹かれちゃったのかな。あと、意外にマメで1日に2回お風呂に入るんです。きれい好きなところもデブ恋ポイントかな(笑)」
◆ケース④大きなカラダに癒やされる。気づけばイケメン好きからポチャメンフェチに
ナルミさん(仮名・28歳)/モデル・B型・双子座

※写真はイメージです。以下同(Photo by Adobe Stock)
「共通の友人から紹介されたポチャメン男子(推定175cm、85kgくらい)。あの頃は若かったっていうのもあると思うけど、基本的にイケメン好きだったので最初はなんとも思わなかった……。でも、何度か会って話しているうちに、なぜか癒やされている自分に気づいたんです。なんか不思議な魅力があるんですよね、決してイケメンでもないのに(笑)。
イケメンは見た目が100点だとすると、中身を知るたびにガッカリすることが多い。一方、ポチャメンは見た目が50点だとしても、中身を知れば知るほど愛おしくなってくるんですよね。やはり人間、中身が大事ですよね」
◆ケース⑤デブには全く興味なかった私が胃袋を掴まれて…
レイコさん(仮名・28歳)/事務職・AB型・蟹座
「イケメンの彼氏と別れたばかりのときに現れたのがポチャメンの彼(推定167cm、85kgくらい)でした。ぜんぜん興味がなかったけど、彼は傷心状態の私の話を親身になって聞いてくれたり、気分転換においしいお肉をいろいろ食べに連れていってもらったりしているうちに、気づいたら好きになっていました。肩肘張らずに自然体でいられるのが心地良くって。今ではデブ好きになってしまいました。ポイントとしては、抱き心地の良さと安心できる腕枕。あと、食の好みが合うのは重要かな(笑)」
◆見た目よりも中身!

この座談会を行ったとき、私自身もデブのひとりとして号泣しそうになりました。5人の女性に共通して言えるポイントは、結局は外見ではなく、内面に恋をしているということでした。もちろん、すべての女性に当てはまるとは言いませんが、少なくとも5人の女性たちは、完全に「デブ」という外見をデメリットとしては捉えていません。
つまり「オレは太っているからモテない」なんて言い訳は通用しないんです。心を磨いて、「ポチャメンライフ」を「ハッピーライフ」にしようではありませんか!
<文/倉科典仁>
―[モテるデブには理由がある]―
【倉科典仁】
渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中(Twitterアカウント:@nori09140914)