
ディズニープラス スターで『サウンドトラック #1』独占配信中 © 2022 Disney and its related entities
ヒットが続く韓国作品の中で、しっとりと心に響くラブストーリーから楽しく笑えるラブコメディまで、切ない恋心を感じさせる韓国ドラマを選りすぐり。
なかでも、新しくディズニープラスで配信されたばかりのオススメ韓国ドラマをドラマウォッチャーの筆者より4作品ご紹介します!
切なさがギュッと凝縮! 新作韓国ドラマ
日本でも視聴する方が多くなった韓国ドラマですが、どんなポイントでドラマを選ぼうか悩んでしまうときもあるかもしれませんね。
作品選びのときは、好きな俳優が出演している、気になるストーリーが観られそう……など、さまざまな視点があることでしょう。
今回はセンチメンタルな想いも感じさせてくれるバリエーション豊かな4作品をご紹介します。お気に入りの韓国ドラマを発見してみてくださいね。
ミュージックロマンス『サウンドトラック』
ソングライターのウンス(ハン・ソヒ)は、片思いをテーマにした曲の作詞を19年来の親友である写真家のソヌ(パク・ヒョンシク)に手伝ってもらうため、2週間、ひとつ屋根の下で生活することになります。
同じ空間で長い時間をふたりきりで過ごし、お互いの思いを歌詞にするうちに、気づけば友情と恋の境界線が曖昧になっていくウンスとソヌ。音楽を通して揺れ動く気持ちを描くミュージックロマンスドラマです。
『マイネーム: 偽りと復讐』『わかっていても』(ともに2021年)などでブレイクした若手女優ハン・ソヒと、『花郎』(2016年)や2022年5月13日から日本でも劇場公開の韓国短編映画『二つの光』などでも話題のパク・ヒョンシク。
もともとボーイズグループ「ZE:A(ゼア)」のメンバーとしても活動していたパク・ヒョンシクが、最旬のハン・ソヒと織り成す、もどかしい恋心の行方が見どころです。
『サウンドトラック #1』では、いつから友情が恋へと変わっていたのか、お互いが胸に秘めた気持ちがどうなっていくのかが、切ないところです。
主人公が劇中で作詞する歌詞がそのままOSTとなって、楽曲と主人公の心情がリンクするのも新鮮。ウンスとソヌの感情の機微を音楽で彩ります。
奇想天外なラブコメディ『クレイジーラブ』
殺人予告を受けたIQ190の数学の天才で予備校の代表を務めるノ・ゴジン(キム・ジェウク)は、ある日、ひき逃げ事故に遭い、犯人を捕まえようと記憶喪失の芝居を始めます。
一方、ゴジンの秘書イ・シナ(クリスタル)は医師から余命宣告され、死ぬ前にゴジンに復讐しようと、フィアンセのふりをすることに。予想外の出来事が繰り広げられるロマンチック・ラブコメディです。
『コーヒープリンス1号店』(2007年)や『彼女の私生活』(2019年)などのキム・ジェウクと、『ハベクの新婦』(2017年)などのクリスタル。
キム・ジェウクは、父親の仕事の関係で物心がつく前から小学校に入る前まで、家族で日本に住んでいたこともあり、流暢な日本語が話せることでも知られています。
日韓合作映画『蝶の眠り』(2017年)では心地よい日本語と中山美穂との切ない恋も披露。そしてガールズグループ「f(x)」のメンバーとしても活動していたクリスタル演じるイ・シナの弟役として、ボーイズグループ「ASTRO」のユンサナが出演しています。
俺様社長ノ・ゴジンの秘書として、ストレスフルな日々を耐えていたイ・シナが復讐を決意して別荘に乗り込み、ふたりが言い争うシーンは、サスペンスかと思いきや爆笑してしまった筆者。
その理由は観ていただくとわかるはずですが、畳み掛けるような展開はテンポよくコミカルな部分もありながらも、その後続いていくふたりのラブストーリーでは、切なさポイントもきっちり盛り込まれている甘くて激しいドラマです。
青春ラブストーリー『キミと僕の警察学校』
警察庁の長官を父に持ち、警察学校へ首席で入学したウィ・スンヒョン(カン・ダニエル)は、補欠合格でトラブルメーカーのコ・ウンガン(チェ・スビン)に出会います。
真逆の性格でぶつかりあうふたりだったが、ある事件をきっかけに意識し始めるように。20歳を迎えた男女8人が夢と希望を胸に、恋や将来に悩みながら成長していく姿を描いた青春ラブストーリー。
『キミと僕の警察学校』は、2019年に解散した人気K-POPアイドルグループ「Wanna One」出身のカン・ダニエルが俳優デビューすることとなった、初主演作です。
そしてディズニープラス スターで独占配信中の『スノードロップ』のチョン・へインとダブル主演した『半分の半分 〜声で繋がる愛~』(2020年)などのチェ・スビン。
軍隊より厳しく刑務所より息苦しいという警察学校が舞台のため、冒頭からスリリングなシーンもあります。
クライム・サスペンスの要素もありながらも、恋や将来に悩み自分たちだけの答えを探しに奔走する学生たちが、恋心を抱いていく姿も甘酸っぱく、切ないところ。
正義感の強いエリート警察学生のスンヒョンと、衝突しがちだったウンガンが恋に落ちていく展開に、キュンとさせられるはず。
許されない恋を描く『スノードロップ』
1987年、韓国で民主化運動が激化するなか、女子大の寮に血まみれのイム・スホ(チョン・へイン)が飛び込んできます。
女子大生のウン・ヨンロ(キム・ジス)は、厳しい監視と危険な状況ながら彼を介抱して恋に落ちるものの、スホの正体は北朝鮮から潜入していたスパイ。緊迫した南北関係を背景に、ふたりの許されない恋の行方は……。
『スノードロップ』は、人気アイドルグループ「BLACKPINK」でボーカルを務めるキム・ジスの初主演ドラマです。
そして『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(2018年)や『D.P. ―脱走兵追跡官―』(2021年)でも話題のチョン・へイン。
さらに、韓国で大ヒットしたドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(2018年)のチョ・ヒョンタク監督と、脚本家のユ・ヒョンミが再タッグを組んだ作品です。
当初、女子大生たちがおしゃれをしてウキウキと合コンに行くと、ヨンロはスホに一目惚れしてしまいます。
しかしその後、追われて女子大の寮でヨンロたちにかくまわれるスホや、寮での手に汗握るシーンが連続し、シリアスでハードな展開も続々。描いているのが緊迫した時代でもあり、ヨンロとスホの切ない恋の結末を見守りたいところです。
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今回は、バリエーション豊かな韓国ドラマの中から、さまざまなストーリーにおいて“切なさポイント”でぎゅっと心を掴む作品をご紹介しました。
王道のラブストーリーからシリアスなものまで、みなさんにとってのお気に入りの韓国ドラマが見つかりますように!