日本国内に32店舗あるコストコ。スーパーで買い物するより安く買い物ができるケースもあるので、利用される方も多いのではないでしょうか?
しかし、コストコを利用するには年会費がかかります。年会費を無駄にしないためにはどうすればいいのか、お得な買い物術についてお伝えしましょう。
■コストコのおさらい
コストコはアメリカ生まれの会員制の倉庫型店です。通常のスーパーで売られているような生鮮食品、お酒、飲料品、お菓子、日用品のほか、衣料品、家電まで幅広く販売されています。
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コストコの個人会員は、年会費4,840円で利用できるゴールドスターと年会費9,900円のエグゼクティブ・ゴールドスターがあります。
どちらも無料家族カードが1枚発行できる点は共通しますが、エグゼクティブ・ゴールドスターなら年間購入金額の最大2%分のリワードが還元されるので、コストコでたくさん買い物をする人にはおすすめです。
■コストコで年会費を無駄にしない買い物術2つ
●クレジットカードで買い物する
コストコには提携クレジットカード「コストコグローバルカード」があります。
こちらのクレジットカードは、通常還元率は1.0%ですが、コストコの利用時には1.5%にアップします。1円も還元されない現金決済よりも、こちらのクレジットカードを利用したほうがお得です。
ただし、獲得したポイントが使えるのは「コストコのみ」です。たまにしかコストコに行かない人は、期限切れでポイントを失効させてしまいがちです。
なお、コストコで使えるクレジットカードの国際ブランドがマスターカードのみなので注意しましょう。
例えば、毎月コストコで2万5千円~3万円買い物すれば、還元ポイント(キャッシュバックリワード)で年会費の元がとれます。
また、クレジットカードの年会費は初年度無料で、2年目からは1,375円かかりますが、年1回の買い物で利用すれば2年目以降も無料になります。
●保存できるものを購入する
コストコの代表的な商品としてディナーロールというパンがあります。こちらは36個入りなので、賞味期限内で消費しきれない家庭もあるでしょう。しかし、このディナーロールは冷凍保存ができます。
コストコの商品は通常のスーパーに比べると量が多いので、特に生鮮食品は食べ切れない可能性があります。まとめ買いする場合は、冷凍保存ができるものや、日用品を購入しましょう。
■コストコを利用するときの注意点
繰り返しになりますが、コストコで提供される商品は、日本のスーパーに比べると量が多いです。
例えば、コストコで販売されるオイコスのヨーグルトは12個セット1,048円(税込)で、1個あたりに換算すると約87円です。コンビニなどでは180円程度で売られているので、かなり安く購入できます。
しかし、本当に食べ切れるか冷静な視点が大切です。値段自体は安くても、使い切れず廃棄した場合は、少量だけ購入したほうが安かったというケースもあるからです。
また、最初は物珍しさから年に何度も通っていても、次第に利用頻度が落ちるケースもあるでしょう。更新時期には、本当に必要かをしっかり考え、継続するかを決めてください。
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆している。