新皇太子妃「キャサリン妃」がエリザベス女王の逝去後に愛用されたパールのジュエリー

新皇太子妃「キャサリン妃」がエリザベス女王の逝去後に愛用されたパールのジュエリー

  • mi-mollet(ミモレ)
  • 更新日:2022/09/24

女王が8日に逝去されてから、英国は国葬まで喪中に。その間、キャサリン妃は女王の棺のお迎えや移動に伴われたり、国民と悲しみを分かち合ったりと毎日公の場にお姿を見せられていました。
そして世界中がお見送りとお別れをした国葬。

その日までキャサリン妃がお着けになったジュエリーは、全てパールでした。ご結婚当初から、ジュエリーの定番といえばパール、のキャサリン妃ですが、この11日間に至っては、義理の祖母エリザベス女王が所有されていたパールジュエリーをお着けになっていました。
実は、英国王室では、ヴィクトリア女王の時代から、喪に着けるジュエリーはパール、というのが伝統に。敬意や追悼のお気持ちを表するとともに、女王の逝去により皇太子妃となられたことで、今後エリザベス女王のレガシーを受け継いでいきたいという、決意の表れのようにも感じられました。

日本の国石ではないものの、日本は有名な真珠(パール)の産地であり、私たちにとってもなじみがある宝石ですよね。そんなパールを使用したジュエリーも含め、どれも品格ある皇太子妃らしいフォーマルスタイルとジュエリー選びでした。

まずは、国葬に同席され、話題となったお子様たちと、キャサリン妃のブラックスタイルをご覧ください。

母娘リンクコーデと、女王から贈られたブローチ

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2022年9月19日、エリザベス女王の国葬に出席。ウェストミンスター寺院にて。キャサリン妃:ドレスコート/アレキサンダー・マックイーン 帽子/フィリップ・トレーシー シャーロット王女:コート/Ancar 帽子/ジェーン・テイラー 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらが先日のキャサリン妃とお子様たちの国葬の日のお姿です。
黒のフィット&フレアーのドレスコートに、つばは広めで浅めのクラシックなお帽子と、通常よりも色だけでなくデザインもシンプルにされ、より気品あるスタイルに見えるキャサリン妃です。
お隣のシャーロット王女も同じく黒。Aラインで襟付き、ダブルブレストのコートをお召しになり、浅めで後ろにボウが付いたお帽子を被られています。考えてみれば、これが初めての公の場でお帽子姿! 式の途中、心地悪そうに触っていらっしゃる姿はあれど、しかしさすがプリンセス。被り慣れた感すらあるほど、とってもお似合いでした。
しかも、母キャサリン妃とも雰囲気が似ていて、後ろ姿はソックリとも。間違いなく、母娘でリンクされたコーディネートですね。

ジョージ王子は、ネイビーブルーのスーツ姿と黒ではないものの、シャツを白、タイは無地でダークカラーと、国葬を意識されたスタイルでした。

そしてもうひとつ注目したのが、シャーロット王女の胸につけられた、ホースシュー(馬の蹄鉄型)のモチーフのブローチ。実はこれもエリザベス女王から贈られたもので、更には、1920年代に女王のお母様(クイーンマザー)がお着けになっているが画像も。クイーンマザーは、義理の母メアリー王妃からプレゼントされたりと、まさに王室に代々伝わるブローチでした。
馬を愛する女王から、同じく馬好きのひ孫、シャーロット王女へと、この大切なブローチは引き継がれました。

では、キャサリン妃はというと……こんなに沢山の女王のジュエリーをお着けになっていました。

① パールの4連チョーカー

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2022年9月19日、エリザベス女王の国葬。写真:ロイター/アフロ

こちらが、この日お着けになっていたネックレスです。4連のパールの中央にはダイアモンドで彩られた留め具がデザインとして施されたチョーカータイプのデザイン。実はこれらのパールは、1975年にエリザベス女王が日本を公式訪問された際に、日本政府が贈ったもの。それを使用して、王室ジュエラーであるガラードが製作しました。

女王ご自身も、分かっている限りで1982年まで着用されていたようですが、その後はダイアナ元妃も愛用され、チョーカーがとてもお似合いだった元妃だけに、アイコニックなジュエリーの一つともなりました。

そして次世代、パール好きのキャサリン妃もこれを選ばれ、昨年のエディンバラ公の葬儀で初めてお着けになり話題に。今回、再び女王の国葬でも着用。
豪華なのに、派手ではない気品溢れるデザイン。やはり我が国のパールの輝き所以でしょうフォーマルかつ荘厳なシーンに映え、キャサリン妃の品格がさらにアップして見えたのは私だけではないですよね。

② パール&ダイアモンドのドロップ型ピアス

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2022年9月19日、エリザベス女王の国葬。写真:ロイター/アフロ

こちらがピアスです。
“バーレーン・パール・イヤリング”と呼ばれ、エリザベス女王の結婚祝いとして、当時のバーレーンの統治者から贈られたパールのうちの2つが用いられて作られたものです。ラウンドカットダイアモンドのスタッズに、1940年代の特徴的バゲットカットのダイアモンドが、更にその下に贈られたパールがぶら下がったデザイン。ちなみに、これも生前ダイアナ元妃が愛用されていました。

このピアスと、4連のパールネックレス、この日お着けになっていたこれらは、昨年のエディンバラ公の葬儀の際にも、同じセットで着用されていたキャサリン妃。これもきっと、73年間もの長き結婚生活をともにされたエリザベス女王ご夫妻へ、意図的に仲良く同じジュエリーを選ばれたのでしょう。

③ 4連のパール・ブレスレット

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ドレスコート/アレキサンダー・マックイーン 帽子/フィリップ・トレーシー クラッチ/スチュアート・ワイツマン グローブ/コーネリア・ジェームズ 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:ロイター/アフロ

見えにくいですが、実はこの日、もう一つエリザベス女王のジュエリーをお着けになっていたキャサリン妃。それがブレスレットです。手首に着けられているのは、4連に連なったパールのブレスレット。美しい粒とサイズ感がキャサリン妃にとてもお似合いです。

④ パールの3連ネックレス

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2022年9月17日、バッキンガムパレスにて、英連邦諸国の総督たちを招いての昼食会に出席。 黒のワンピース/エミリア・ウィックステッド 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

国葬の2日前、バッキンガムパレスで行われたランチレセプションでも、ブラック・ドレスだったキャサリン妃。シンプルながら、ボディを女らしく見せるシルエットのワンピースのアクセントとなっていたのが、やはりパールでした。しかも3連のロングネックレス!

エリザベス女王といえば、逝去前まで公務で常にお着けになっていたのがパールのピアスと3連のネックレスでした。中でも3連パールネックレスは幾つも所有されていて、粒の大きさや、長さ、また間隔が異なるものなど、シンプルな中に実にこだわりが感じられるコレクションなのです。

そんな女王へ敬意はもちろん、憧れも? と推測しますが、この日初めてキャサリン妃が選ばれたのが、こちらでした。粒は小さめで、間隔もそれほどなく着けやすいタイプですが、しかし長さが一見難しそう……と思いきや、意外にしっくり。しかもこの長さが新鮮にすらみえました。
フォーマルな印象のパールも、一連ではなく3連の方がモダンに。そして洋服に映えるこの長さが、地味に見えず、むしろスタイリッシュな印象にもなるかも……と今回、新たな発見をした次第です。

お洒落アイコンであったエリザベス女王の亡き後も、女王スタイルはこれからも受け継がれ、パールネックレスがトレンドになる可能性も、ありです。

⑤ パールのブローチ

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2022年9月14日、女王の棺の公開安置のため、ウェストミンスター。ホールへ。 ドレスコート/キャサリン・ウォーカー 帽子/ジェーン・テイラー 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

女王の棺がバッキンガムパレスから、公開安置場所、ウェストミンスター・ホールへ移された日、キャサリン妃のドレスコートの胸元には、大きなパールのブローチが着けられていました。
大きなパールが3つ中央にセットされた、リーフモチーフのパールブローチは、これのエリザベス女王が所有されていたもので、キャサリン妃がお着けになるのは、この日が二度目。

黒のお洋服に、大きなブローチがとても映えて、まさに義理の祖母でありクイーン、エリザベス女王への追悼の意が明確に示されたスタイルでした。

ちなみに、この時合わされたピアスは、“コリングウッド・パール・イヤリング”。
スペンサー家のジュエラーであったコリングウッド社から、ダイアナ元妃へ贈られたもので、生前元妃がとても愛用され、キャサリン妃も頻繁にお着けになる、使いやすいデザインです。

⑥ パール&ダイアモンドのスタッズ型ピアス

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2022年9月16日、陸軍訓練施設を訪問し、国葬に参加する兵士達とお会いに。コート/キャサリン・ウォーカー 帽子/フィリップ・トレーシー 写真:PA Images/アフロ

最後はこちら。エリザベス女王が、1977年の在位50年を記念したシルバー・ジュビリーでお着けになっていたことから、“シルバー・ジュビリー・パール・イヤリング”とも称される、パールとダイアモンドのコンビネーションピアスです。
小さなダイアモンドのスタッズと、パールがぶら下がったシンプルなデザインで、キャサリン妃がご結婚後、早い時期から女王からお借りになり、これまでに何度も愛用されてきたものです。

この日は軍施設を訪問と洋服もミリタリー調のデザインですが、どんな時にも着けやすく上品なこちらは、キャサリン妃にとっての定番。今後、これはキャサリン妃が所有されていくのではないかと推測します。

このように、数え切れないほど所有されているジュエリーの中で、ある種ダイアモンドよりも使いこなすのが難しく思えるパールジュエリーですが、キャサリン妃のようにご自身に似合うサイズやデザインを選び、シンプルなデザインやベーシックカラーのお洋服と合わせると、実はモダンになる、ということがわかります。
この喪中、キャサリン妃のブラックスタイルを拝見しながら、ジュエリーの着け方がますますお上手になったことをとても実感しました。品格あるオシャレの代表、エリザベス女王スタイルが、ジュエリーとともに、キャサリン妃の中にも受け継がれていくことを期待しています。

構成/高橋香奈子

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前回記事「エリザベス女王は、王位継承の予定ではなかった。運命に翻弄された人生とは?【若い頃からの写真で振り返る96年】」はこちら>>

にしぐち 瑞穂

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