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初回から1番・茂木をセカンドライナー、2番・鈴木大を空振り三振、3番浅村をセンターフライとわずか8球で打ち取る普段通りの立ち上がり。
続く2回は先頭の島内を味方のエラーで出塁を許すものの、後続3人をピシャリと打ちとった。
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普段は打線の援護が少ない加藤だがこの日は3回表、先頭の石川亮がフォアボールで出塁すると、続く石井が送りバントを決め1アウト2塁とチャンスメイク。
すると、現在パ・リーグ首位打者の松本剛が初球をレフトスタンドへ運び、先制の2ランホームランで加藤に2点をプレゼントした。
援護をもらった加藤だが、その裏、1アウトから小深田に2ベースヒットを許すと、続く茂木にタイムリーを浴びて失点。続く4回には浅村へ同点弾を浴びると、2アウト1,3塁から太田にタイムリーを浴びて勝ち越しを許した。
結局この日の加藤は7回途中88球3失点で降板。
この試合で連続無失点イニングは28で止まってしまったものの、先発として試合を作り、役目はしっかりと果たした。
打たれても粘りのピッチングをみせてリーグトップの11個目となるクオリティスタートを記録。今季の加藤を象徴した結果となった。
さらに、制球力に定評のある加藤はこの日も無四球ピッチング。一般的に3.5を超えると優秀とされるK/BB(奪三振 と与四球 の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ)も12.60とさらに延ばしてみせた。
なお、チームは9回裏、救援陣が島内にサヨナラ3ランを浴びて敗戦。連敗は5に延びてしまった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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