神崎郡福崎町の『辻川観光交流センター』に新しい妖怪ベンチがお目見えしています。今回ベンチとなったのは「喰わず女房」と呼ばれる妖怪です。

同町は「民俗学の父」といわれる柳田國男さんの出身地。著書に河童が登場することなどから、同町は知る人ぞ知る「妖怪の町」として知られています。

同じく『辻川観光交流センター』にある河童のベンチ
町では2016年に、福崎駅と観光名所である『辻川山公園』をつなぐ目的で河童と天狗のベンチを企画。その後、町内設置店舗とのコラボなどによる売り上げ貢献を目的として毎年色んな妖怪ベンチが増殖しており、今回の設置で21基目となります。

『天狗寿司』にある天狗のベンチ
「喰わず女房」は柳田先生の著書でも紹介されていて、「飯を食わないのによく働く女房だと思っていたら、米がどんどん減っていった。不思議に思って女房が1人に居るときに覗いてみると、頭の後ろに隠してあった大きな口に次々と握り飯を放り込んでいた」という話があるんだとか。

一見、色気のある女性に見えますが…。

裏に回ると大きな口が!握りつぶされたおにぎりにも注目です。担当者は「他にはないリアルな妖怪たちとの写真をとって、是非一緒に発信しましょう」とコメントしています。
<記者のひとこと>
「喰わず女房」という妖怪を初めて知りましたが、めちゃくちゃ怖い!再現度が高くて(見たことはありませんが)夜は近寄りたくないと思ってしまうほどです…。
場所
辻川観光交流センター
(神崎郡福崎町西田原1470-1)
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