医師が教える、ウィズコロナ時代の 「サウナの入り方」10カ条

医師が教える、ウィズコロナ時代の 「サウナの入り方」10カ条

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2021/05/03
No image

サウナ施設の中には、新型コロナウイルス感染症により自粛していた営業を再開するところも出てきた。サウナー諸氏は、待ちわびていた人も多いのではないだろうか? 一方で「サウナでコロナに感染するのではないか」、と不安に思っている人も多いだろう。

本稿では、医師であり「日本サウナ学会」代表理事である氏が上梓した書籍「医者が教えるサウナの教科書」(加藤容崇著、ダイヤモンド社刊)より、「ウィズコロナ時代のサウナ入浴で気をつけるべき点」をまとめた箇所を、ダイヤモンド・オンラインの記事から転載してお届けする。サウナは非常に良い健康習慣だが、コロナウイルスにかかってしまっては元も子もない。サウナを利用する際には、下記の医学的な見地からまとめた留意点をぜひ参考にしてほしい。

コロナ・ウイルスとサウナの関係

温浴施設・サウナ施設に、いわゆる「三密」の環境が多いのは事実です。

サウナ室は構造上、換気は非常に制限されていますし、サウナ室や浴槽、脱衣所は広さに制約があるところが多く、対人距離が取りづらいからです。ドライヤーやウォーターサーバー、アメニティ類など、不特定多数が接触する場所やモノも少くありません。

コロナ・ウイルスとサウナの関係については、「サウナの高温・多湿では、感染リスクが低下する」という報告があります(SSRN Electronic Journal, 2020)。その、一方、「56℃(30分間感染力あり)、70℃(5分間感染力あり)でも、コロナウイルスは完全には死滅しない可能性がある」ことも報告されています(Lancet Microbe, 2020)。

また、「コロナ・ウイルスは発症前およそ3日前より感染性を持つ」ことも示唆されており(Nature Medicine, 2020)、サウナ施設の入口での検温や症状の有無による「感染源」対策を完璧に行うことは困難なため、サウナ室の「感染経路」対策も通常の浴室や脱衣所と同様に行わなければなりません。

日本サウナ学会では、「サウナ・温浴施設の感染防止ガイドライン」を作るためのワーキングチームの募集を行っており、6月1日にガイドラインを公開予定です。

一方で、安全にサウナを楽しむためには、利用者側の個人レベルでの「感染対策」も非常に重要です。

ウィズコロナ時代の「サウナの入り方」10カ条とは

そこで、医学的な見地から、ウィズコロナ時代の「サウナの入り方」10カ条を、サウナ利用者向けにまとめましたので、サウナに行く場合には、下記に十分気をつけてください。

1. 入館・退館時に必ず手を洗う。

2. 館内では可能な限りマスクを着用する。

3. 手で顔を触らない。触れる場合は手を石鹸で洗ってから。

4. 対人距離を2m以上保つ。施設が混んでいたら利用を控える。

5. 会話は必要最低限にしてなるべく控える。

6. 不特定多数が触れる部分への接触は必要最低限にする。特にトイレはウイルスが多いことが報告されているため、利用は最短時間にし、使用前後に必ず手を石鹸で洗う。

7. 荷物は受付などに預けず自分で管理。ビニール袋を持参し、着替えや荷物はビニール袋に入れてロッカーに入れ、退館時に使用したビニール袋を捨てる。

8. なるべく現金での支払いを避け、接触を必要としない方法で支払う。

9. 痰切りは控え、咳やくしゃみをする際にはタオル等で口を覆う。

10. 高齢者(70歳以上)、基礎疾患がある人(糖尿病、心疾患、呼吸器疾患等)、透析中の人、免疫抑制剤や抗癌剤などで治療中の人は、高リスクなので要注意。

また、施設の従業員の方たちは、人手も足りない中で、消毒などの仕事が非常に増えています。今まで以上に感謝の気持ちを忘れないようにしたいものですね。

サウナ文化、サウナ施設を守るためにも、利用者個人も感染症対策を徹底し、安心してサウナを楽しめるようにしましょう。

No image

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加