橋田康 故ジャニー氏〝性加害〟で少年時代の心の傷を告白「自分の価値は1万円なんだ、と」

橋田康 故ジャニー氏〝性加害〟で少年時代の心の傷を告白「自分の価値は1万円なんだ、と」

  • 東スポWEB
  • 更新日:2023/05/26
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会見を行った橋田康

ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性被害を訴えている元ジャニーズJr.で俳優・ダンサーとして活動する橋田康(37)が26日、東京・日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

橋田は1998年に同事務所に入所し、19歳になるまでジャニーズJr.として約7年間活動していた。

冒頭で「活動を開始して1年あまりたったころです。公演で訪れた宿泊先のホテルで、ジャニー喜多川さんからの性加害を受けました。行為のあとにシャワーを浴びましたが、涙が自然と出てきて、止まらなくなりました。その後にベッドに戻っても涙が止まりませんでした」と明かした。

翌朝、ジャニー氏に呼ばれた橋田氏は、1万円を手渡されたという。橋田は「そのときに〝自分の価値は1万円なんだ〟と…」と告白。報道陣に向かって「なかなかご理解するのは難しいかもしれませんが、私はジャニーさんのプロデューサーのすごさを感じています。尊敬もしています。性加害がなかったら…そう思うこともありました」と複雑な思いを吐露。その上で「私が実名、顔出しをすることで、今後芸能活動をしていく上でリスクがあることは十分に承知しています。それでもこうして皆さんの前でお話するのは、ひとえにお世話になったジャニーズ事務所のこの問題が早く終結し、新しいスタートを切ってもらいたいから。そして、日本のエンターテイメント界がより良い方向に向かって、いい場になることを願っているからです」と訴えた。

元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏らが訴えたジャニー氏の性加害問題。同事務所の藤島ジュリー景子社長は、14日に謝罪の動画と見解を発表した。

ジュリー社長はオカモト氏の告発内容について、ジャニー氏がすでに亡くなっており、個別の告発内容が事実かどうかを判断するのは容易ではないとしている。

今後については被害者から相談を受ける外部窓口の設置などの対策、経営改革、社内意識の抜本的改善を表明。なお、「ヒアリングを受ける人の心理的負荷に注意すべきと外部の専門家から指導を受けた」などを理由に第三者委員会は設置しないとしている。

東スポWEB

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