認知症が進行して仕事ができなくなった母。いつしか料理も作れなくなって

認知症が進行して仕事ができなくなった母。いつしか料理も作れなくなって

  • レタスクラブ
  • 更新日:2023/09/19
No image

そんな毎日が続くはずでした / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

鏡に向かって話しかける姿が日常に。大好きな母が若年性認知症を発症した/48歳で認知症になった母(1)

長野県御代田町のケアマネジャー、美齊津康弘(みさいづやすひろ)さん。彼は小学5年生にして、若年性認知症となった母のお世話をする「ヤングケアラー」となりました。

48歳で認知症を発症した美齊津さんのお母さん。当時の美齊津さんは小学5年生で、学校から帰宅すると母の世話に追われる日々。「僕がやらなきゃ家族が壊れる」と思い必死にこらえるも、自分のことすらわからなくなっている母に怒りと悲しみが湧いてきて…。

大好きだった母が変わっていくことの想像以上の苦悩と葛藤、そして誰にもわかってもらえないという孤独感。人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々に心が痛みます。

No image

小学5年生から介護が始まった僕のお話 / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

※本記事は美齊津康弘・原案、吉田美紀子・漫画の書籍『48歳で認知症になった母』から一部抜粋・編集しました。

No image

一足早く母の異変に気づいたのは… / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

優しくて明るいお母さんが大好き / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

ある日小学校から帰ると / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

一緒にテレビ見よう! / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

母が鏡に話しかける姿 / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

ホットケーキ作って! / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

母は料理の仕方も忘れていたのでしょう / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

No image

お母さん危ない! / (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

小学5年生が背負っていた誰にもわかってもらえないという孤独感、人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々。まず私たちにできることは、そのような「ヤングケアラー」の存在を知ることです。

「母の認知症が進行していくに従い、どんどん不安が大きくなっていきました。今まで頼りになる存在であった母が崩れていくことへの不安、それに伴い自分の生活がこの先どのように変わってしまうのか分からない不安に常に怯えていました。

最初の頃は母の行動や言動を受け止めることができず、『これは夢に違いない。ある日目が覚めたらお母さんは元通りになるはずだ。』といつも考えていました。」と語ってくださった美齊津さん。

美齊津さんが背負っていた、誰にもわかってもらえないという孤独感には胸が締め付けられます。

原案=美齊津康弘、漫画=吉田美紀子/『48歳で認知症になった母』

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加