北川景子主演『リコカツ』は“イライラドラマ”!? ムカつくのに...女性視聴者がつい見てしまう理由

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2021/06/11

北川景子と永山瑛太が贈る離婚をテーマにしたドラマ『リコカツ』が、6月11日に最終回前の第9話を迎える。同ドラマは番組放送後、SNSにタイトルを打ち込むと「リコカツ イライラ」と候補ワードが上がるほど、イライラしながら観ている視聴者が多いようだ。そのくせ、毎回「今期のドラマで1番好き!」「めっちゃ面白い」などといった声も多数上がるほど評判は上々。6月4日に放送された第8話でも世帯平均視聴率は9.7%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)と番組最高タイを記録、ラストに向けて弾みをつけている。

面白いのにイライラするのはなぜだろうか。そして、イライラするのになぜ観続けているのだろうか。

視聴者のイライラポイントを探ってみると、第一には咲(北川)と紘一(永山)のすれ違いにあるようだ。互いを想い合うばかりに自分の気持ちに素直になれず、毎回すれ違ってしまう2人。第8話でも紘一は咲の幸せを思うあまり、咲の元カレ・貴也(高橋光臣)を尾行し、人となりを調査。再婚相手として申し分ない人物として咲に勧める。咲もまた紘一に思いを寄せる一ノ瀬(田辺桃子)に会いに行き、もう離婚したから気にしないで、などと言う。そして紘一は咲に一ノ瀬と付き合うことにしたと伝え、咲も元カレとやり直すことにしたと互いに嘘をついてしまう。このもどかしい展開に「なんでそーなる!! イライラするわァ~(笑)」「イライラするドラマやなぁ。互いのこと察しすぎ。」と視聴者はやきもきさせられるのだ。

さらにイライラは、2人をめぐる登場人物らにも向けられている。物語の序盤から何かと非常識な振る舞いを見せていた咲の母親は、第8話でも夜中に咲のマンションで大音量でカラオケをするブレない非常識ぶりを披露していたし、視聴者から“筑前煮女”と嫌われる一ノ瀬も2人が離婚したと知るや紘一の実家にまたも煮物を持って現れ、ブーイングの嵐。さらには咲を振り回す小説家・水無月(白洲迅)や元カレの貴也に対しても視聴者のイライラは止まらない様子。

だが同時に、紘一のコントのような数々のシーンに笑わされ、かと思えばラストの切ないシーンには思わず涙してしまう。1話1話の緩急激しい展開に感情がいちいち揺さぶられ、心穏やかに観ることができないドラマなのだ。SNSやレビューサイトのコメントを見る限り、女性視聴者が多い同ドラマ。「リコカツ見ると感情がジェットコースターになる」という人も。イライラしたり感情が翻弄されるけれど、いつの間にかクセになりハマってしまう、そんな女性視聴者が多いのかもしれない。

そういえば前クールに放送されていた『知ってるワイフ』(フジテレビ系)もまた、イライラしながらも観続けてしまうタイプのドラマだった。家事育児をしない自分勝手な夫、リアルな夫婦間のすれ違いに視聴者は終始イライラ。特に夫婦ドラマは共感性が高く、自分たちが普段抱いている不満を投影してしまうため、イライラしながらもつい観続けてしまうのだろう。

『リコカツ』でも結婚生活における「価値観の違い」という普遍的テーマが描かれ、職場や家族、周囲の人とのリアルな人間付き合いへのイラ立ち、視聴者が抱えるそういったものへのリアルな共感性が、このドラマの人気が高い理由のひとつなのかも。

どんなに泣いても笑っても、イライラしても、残すところはあと2話のみだ。これまでのもどかしいイライラをすっきりと昇華してくれるような、物語の終焉に期待したい。

■番組情報
金曜ドラマ『リコカツ』
TBS系・毎週金曜午後10時~
出演:北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲 迅、宮崎美子、酒向 芳、三石琴乃、平田満 ほか脚本:泉澤陽子
演出:坪井敏雄、鈴木早苗、韓 哲、小牧 桜
プロデューサー:植田博樹、吉藤芽衣
音楽:米津玄師
製作:TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/

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