「新型カムリ」の中国仕様は北米顔よりイケメンだぜ! やっぱりカッコよすぎ......日本にもぜひもう一度!!【広州モーターショー2023】

「新型カムリ」の中国仕様は北米顔よりイケメンだぜ! やっぱりカッコよすぎ......日本にもぜひもう一度!!【広州モーターショー2023】

  • ベストカー
  • 更新日:2023/11/21
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LAショーで世界初公開された新型カムリ(歴代11代目)の中国仕様が広州モーターショーで実車が公開された。トヨタ最新アイコンを与えられたクールでカッコいいセダンの実車を現地でチェックしたぞ。

文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、トヨタ

■中国仕様のカムリもいよいよ登場!

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北米仕様のスポーティグレードとなる新型カムリの中国仕様。個人的には北米仕様よりもイケメン度は高いと感じた

北米のLAショーでの公開から遅れること2日、2023年11月17日開幕の広州モーターショー2023で新型の11代目カムリ(中国では歴代9代目モデル)が発表された。会場では多くの新型カムリが広汽トヨタのブースに出展された。

カムリといえば何と言っても北米市場で昨年1年間だけで約30万台を売り上げている大ヒットモデル。

その北米市場に次ぐのが昨年、約25万台を販売している中国市場。

奇しくも日本国内では2023年内の販売終了をトヨタがアナウンスしているのだが、それが非常に惜しまれるくらい今回の新型カムリの実車はカッコよかったのだ。さっそくレポートしていこう。

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■スポーティなXSEグレードに注目!

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新型カムリの中国仕様フロントマスク。バンパー開口部がブラック化され、その横のフォグランプベゼルもブラックに統一されて精悍だ

そのフロントマスクは、最近のトヨタデザインのアイデンティティである「ハンマーヘッド」を採用。

クラウンセダンやプリウスとも似通ったフロントデザインになっている。

実際、北米市場向けの広報写真を事前に見ていたのだが、いざ実車を見てみるとそのカッコよさに圧倒された。

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新型カムリの北米仕様XSE。同じスポーティ仕様でもフロントマスクの印象はかなり違っている

中国市場では「凱美瑞」の車名で販売されるカムリだが、歴代3代目モデルの途中から中国市場に導入されたため、今回の広州モーターショーでは9代目モデルとして紹介された。

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新型カムリのパワートレーンは直4、2.5Lハイブリッド1本のみとなる

基本的に中国仕様の新型カムリは北米仕様のものと共通となる。ボディサイズは公表されなかったが、パワートレーンはすでにクラウンクロスオーバーが搭載している直4、2.5Lの第5世代THSが採用されている。

FFモデルはシステム出力225ps、電子制御式オンデマンドAWDモデルは同232psを発生する。

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小ぶりなブラックのトランクスポイラーとリアディフューザーがスポーティさを引き立てる新型カムリ中国仕様のXSE

個人的にはフロントグリルがブラックアウト化されたスポーティな「XSE」および「SE」グレードが特に気に入った。

フロントだけでなく、リアもブラックカラーの小ぶりなトランクスポイラーやリアディフューザーなどスポーティな雰囲気にうまくまとめられている。

ちなみに北米仕様のカムリよりも中国仕様のカムリは特にスポーティ仕様のフロントマスクが精悍なイメージになっている。個人的には中国仕様のカムリのほうがカッコイイと思った。

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こちらはラグジュアリーグレードLEのフロントマスク。ほぼグリルレスとなっていのが特徴的だ

一方、ラグジュアリー系グレードのLEのフロントマスクはほぼほぼグリルレスとなっており、こちらは上質な印象を与える。

■返す返すも日本で販売されないのが惜しい……

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新型カムリの中国仕様のインパネ。こちらはラグジュアリーグレードのLEのものとなる

実際に運転席にも座ってみたが、そこはトヨタ車の方程式。安心感というか、一見して操作系でわからないような部分は皆無。

そして、そのあつらえもトヨタFFミドルサルーンとして先代型からかなり上質感を高めている。

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歴代モデルでカムリは広大な後席の居住性を誇っているが、そのよさを新型も踏襲している

カムリといえばFFサルーンの長所を生かした広大な後席だが、そのレッグスペースの広さはやはり今回も健在。足を組んで広々とくつろげる空間はさすがといったところだった。

実は中国仕様では内外装の仕立てに北米仕様とは違った中国仕様独自のカスタマイズが施されており、北米仕様XSEに設定されている鮮烈なレッドレザーシートの設定はない模様。

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こちらは新型カムリの北米仕様のインパネ。ダッシュパネルの意匠などがかなり中国仕様とは違っている

特にインパネのセンターディスプレイやエアコン吹き出し口、ダッシュボードの形状もまったく違う意匠となっている。

このあたりは北米と中国での顧客の指向を色濃く反映した設定となっているようだ。

今回の広州モーターショーでは新型カムリについて、具体的な価格などはアナウンスされなかったのだが、2024年今からでも遅くはない。トヨタさん、この新型カムリなら日本でも絶対売れる……はずだ!

【画像ギャラリー】「新型カムリ」の中国仕様を現地でCHECKしてみた!【広州モーターショー2023】(30枚)

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