
キャリアに苦しむデル・アリ photo/Getty Images
監督の信頼を獲得できなかった
若くから世代別のイングランド代表に常に選出され、将来の活躍が期待されていたのがデル・アリだ。トッテナムの中心選手として、長い間プレミアリーグを引っ張ってきた選手の1人ではあるが、現在の彼のキャリアは当時からは想像できないものとなっている。
現在はトルコのベシクタシュへローン移籍しているが、移籍先でも結果を残せていない。そんなアリがエヴァートンで試合に出れなかった理由を英『Daily Mail』にてコメントしているのが、チームメイトのアレックス・イウォビだ。アリはエヴァートンではわずか13試合の出場に留まっている。
「彼にとってプレイするのは難しかった。その時は練習をただこなす選手ではなく、監督は信頼のできる選手を必要としていた」
「彼(ランパード)は彼を信頼することができなかった。デルなら活躍できたであろうことは誰もが知っている」
アリはエヴァートンで普段のトレーニングでの要求に応えることができず、指揮官だったフランク・ランパード監督の信頼を得ることができなかったことが大きく関係しているようだ。トッテナム時代には、モウリーニョはアリの練習中の態度を注意し、それが自身のキャリアに大きく影響を及ぼすかもしれないことをAmazonプライムの『オール・オア・ナッシング』でも警告している。
アリは2024年まで契約が残っているが、同紙によると放出される可能性が高いという。トッテナムにいた時は、ハリー・ケインと並んでクラブの顔として将来が注目された選手だった。まだ27歳ではあるが、彼のキャリアは失敗に終わってしまうのだろうか。