
騒音通報を受けて出動した警察官を刃物で刺した60代、懲役10年=韓国(画像提供:wowkorea)
騒音の通報を受けて出動した警察官を刃物で刺した60代に懲役10年の刑が言い渡された。
25日、プサン(釜山)地裁西部支院刑事1部は、殺人未遂の疑いで裁判にかけられた60代A被告に懲役10年を言い渡したと明らかにした。
A被告はことし3月6日午前6時25分ごろ、釜山北区の自身の居住地で警察官のあごを刃物で刺した容疑をもたれている。
被害に遭った警察官は当時、A被告の家からうるさい音がするという住民の通報を受けて現場に出動した。
A被告は出動した警察官と言い争っていたところ、刃物で警察官のわき腹を刺したが、失敗するとあごを再び刺した。
裁判部は「A被告は殺人座いで懲役13年を言い渡されたうえに、数回の暴行前科がある」とし「統合失調症の薬を任意に断って心身喪失状態だったと主張しているが、自分の行為を認知しており、意思疎通ができたという点などを考慮した時、これを受け入れ難い」と述べた。続けて「国家司法秩序を無視した点、被害警察官の傷害程度などを照らしてみた時、罪責が重く厳重な処罰が避けられない」と量刑理由を明らかにした。