
JR山科駅
京都市災害対策本部によると、JR山科駅周辺には25日夜から未明にかけ、立ち往生していた電車から降りた乗客ら1750人が滞留した。市はJR西日本の要請に基づき同駅周辺2施設を退避場所として開放、簡易毛布や飲料水を提供した。
市営地下鉄山科駅をつなぐ地下通路で最大約250人、生涯学習施設「アスニー山科」では同約200人が夜を明かした。市によると、24日午後9時すぎに電車が立ち往生しているという情報が入ったが、JR西日本と連絡が取りづらい状況が続き、市が退避場所を開放したのは25日未明になってからだった。
門川大作市長は25日の記者会見で「可能な限りの対応はしたが、改善点はあると思う。今後の教訓としたい」として、対応を検証する考えを示した。