[ジュネーブ 20日 ロイター] - 赤十字国際委員会(ICRC)のミリアナ・スポリアリッチ総裁は20日、パレスチナ自治区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争に伴う人道問題の解決に向け、ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏とカタールで会談した。
総裁は、紛争の仲介役を務めるカタール当局とも個別に会談したという。
ICRCは中立的な立場で、ガザへの援助を提供し、人質や患者のガザ脱出を支援している。
今回の会談について、国際人道法のさらなる順守に向けた、紛争の全当事者との協議の一環だとし、10月7日にハマスがイスラエルを急襲した際に拘束した200人以上の人質を解放することを目的とした交渉ではないと説明した。