
準決勝進出を決め、喜ぶメキシコの選手たち(AP=共同)
メキシコ(1次リーグC組1位)が17日、WBC準々決勝でプエルトリコ(D組2位)に5-4で競り勝って、初の4強進出。20日(日本時間21日)の準決勝・日本戦に進んだ。1次リーグC組では優勝候補の米国を11-5で撃破し、3勝1敗で1位通過を果たした。世界ランキングは5位。今大会はメジャーリーガーが数多く名を連ねている。
打者では1番に座るアロザレーナ(レイズ)が好調だ。21年の新人王は昨季も20本塁打、89打点、32盗塁をマーク。ここまでチームトップの打率・471、9打点と打線をけん引している。
4番は、ナショナルズで昨季13本塁打を放った元オリックスのメネセス。米国戦では2本塁打で勝利の立役者となった。昨季35本塁打のテレス(ブルワーズ)は5番に座り、ここまで1本塁打、5打点。2番のバードゥーゴ(レッドソックス)は打率・105と調子が出ていないが、2年連続150安打以上の実力者だ。
投手陣は昨季17勝のJ・ウリアス(ドジャース)がプエルトリコ戦で60球を投げたため、日本戦には登板できない。だが昨季13勝でカナダ戦に4回2失点のウルキディ(アストロズ)、昨季12勝で英国戦に4回無失点のウォーカー(フィリーズ)が登板可能。抑えにはカージナルスで2年連続14セーブを挙げ、今大会も2セーブ、防御率0・00のガエゴスが控える。
ヒル監督はエンゼルスで一塁ベースコーチを務めており、大谷を熟知する存在でもある。