春になると食べたくなるのが、葉野菜たっぷりの生春巻き。取り合わせるのは炒めた肉やゆでた海老ではなく、サーモンと白身魚の刺身、そしてアボカド。ソースにはトマトを入れて、軽やかに仕上げます。クルッと巻いて、そのまま手づかみで頬張りたい!春のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。

■“春野菜と刺身の生春巻き”のつくり方
せりの葉先の部分を包むときは、せりをライスペーパーの奥に置き、最後に巻き込むときれい。手づかみでパクッといける軽やかさ。包丁で切り分けてソースをかけて食べても。
□使ったスパイス&ハーブは
ディルは魚や肉の臭みを抑え、後味をよくする。コリアンダーシードはレモンとセージを合わせたような爽やかな甘い香り。

(1)下ごしらえせり、クレソンは根元を切り落とし、せりは長さを3等分に切る。紫キャベツはせん切りにする。アボカドは縦にぐるりと切り込みを入れて半分に切り、種と皮を除き、10等分のくし形に切り、レモン汁をかける。
(2)刺身をのばす鯛の刺身はまな板の上に並べ、ラップをかけて上から麺棒でのばす。

(3)包むライスペーパーをさっと水にくぐらせ、1の葉野菜、鯛2切れまたはサーモン1切れをのせる。ディル、コリアンダーシード、アボカドをのせ、春巻きの要領で包む。

(4)仕上げトマトナンプラーソースの材料を混ぜ合わせて添える。

教えてくれた人

小堀紀代美 料理家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)
文:松原京子 撮影:木村拓
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