長崎県保険医協会は、長崎原爆でも黒い雨が降ったことを示すデジタルマップを公開しました。
長崎の被爆体験者の救済につなげようと、県保険医協会が作成したデジタルマップは、今月11日、長崎市で開かれた被爆体験者や研究者らとの意見交換会で公開されました。
デジタルマップでは「黒い雨」が降った場所と、残留放射線が測定された場所が、アメリカのマンハッタン調査団や、放射線影響研究所の前身、ABCCの「雨」に関する調査に加え、県と市が行った被爆未指定地域の住民への証言結果をもとに記されています。
長崎県保険医協会・本田孝也会長:
「被爆者なのに被爆者と認められないという、その悔しさをなんとかはらして、真実の被爆の実相っていうのを世の中に伝えたいという思い」
県保険医協会では、被爆体験者の救済につなげるため、県と市にデジタルマップを活かしてほしいとしています。