「付き合いを完全にやめようと思っている」旧統一教会関連団体に政務活動費を支出 富山県議会元議長が独占告白

「付き合いを完全にやめようと思っている」旧統一教会関連団体に政務活動費を支出 富山県議会元議長が独占告白

  • チューリップテレビ
  • 更新日:2022/09/24

旧統一教会と富山政界をシリーズで検証します。第1弾は旧統一教会の関連団体に深くかかわった県議会元議長の告白です。元議長の政務活動費から旧統一教会が富山政界に入り込む実態が見えてきました。

【写真を見る】「付き合いを完全にやめようと思っている」旧統一教会関連団体に政務活動費を支出 富山県議会元議長が独占告白

8月29日。私たちの取材に応じたのは、富山県議会最大会派、自民党の会長を務める稗苗清吉県議です。

旧統一教会の関連団体、県平和大使協議会の議長を務め、複数の教団関連団体トップである梶栗正義氏と並ぶ写真も…。

旧統一教会との今後の関係をどうするのか口を閉ざしていた重鎮が、ついに告白しました。

稗苗県議:
「今立ち止まって、この組織との付き合い方について相談をしながら、平和大使も辞職する。あるいは統一教会との付き合いについてもきちっと見直しをしなならんと思っています。付き合いを完全にやめようと思っているの」
「私は台所のつぶやきとか路地裏のささやきっていうのを政治信条にしてやっている人間なので、だまされたとかね、なんとかっていうことではないがです。これは私の政治信条だから」

現場に足を運び、耳を傾けることを信条にしているという稗苗氏。魚津市議を5期20年務めたあと、1999年の県議選で初当選し、当選回数は6回。

稗苗議長(富山県議会):
「賛成の諸君の起立を求めます」

2017年には県議会議長も務めました。

稗苗議長(富山県議会):
「よって本案は、否決されました」

新田知事:
「一昨年の知事選で応援を受けたことは事実です」

藤井 富山市長:
「集会に呼んでいただいて、そこでスピーチをさせていただいた」

角田 高岡市長:
「集会を開いていただいて、お話をさせていただいた機会はあります」

ことし7月20日以降、知事や市長ら県内自治体トップが旧統一教会から選挙応援を受けていたことが明らかになりました。

教団の選挙応援は県議にも広がっているのではないか?
7月21日、稗苗氏を直撃しました。

記者:
「いきなりすみません。おはようございます。チューリップテレビです。県平和大使協議会とのご関係、どういうような関わりでしょうか」

稗苗県議:
「いやいや、知り合いがおって20年ほど前から付き合っています」「僕が来てくれじゃなくて、向こうとあ・うんの呼吸でそういう会合もしてたからね」「私の選挙の公約のビラを持ってですね、有権者のところを訪問してみたり、きてみてくれという応援です」

記者:
「稗苗さんが把握する範囲で、富山県関連の議員さんが協会の関連団体と?」

稗苗県議:
「市議県議含めて12、13人いるんじゃない?」

県議、市議、10人以上が教団の関連団体とかかわりがあると語ったのです。さらに…。

稗苗県議:
「例えば憲法改正とか、男女共同参画とか、あるいはLGBTとかですね。あるいは様々なそういう問題に対して県内の市町村議会にも、彼らが出向いてくれて意見書を出すための導火線であったりとかですね。そんな運動をいっぱいしてくれてますね。連携してます。家庭を大事にするということで、この団体はね。平和を守っているから、そういう意味では賛同しています」

旧統一教会が男女共同参画、LGBTをめぐって県内の市町村議会の政策に介入していることも語ったのです。その後、稗苗氏の政務活動費を調べると…。

稗苗氏が旧統一教会や関連団体のイベントや集会などに、17回にわたり政務活動費あわせて5万9000円あまりを支出していたことがわかりました。

■教団関連団体幹部の講演に政務活動費を支出したことに問題はない

最初は旧統一教会の関連団体・県平和大使協議会が主催する「オープンカレッジ」。

2016年4月には国際勝共連合の幹部・青津和代氏によるLGBTを否定する内容の講演に交通費合わせて2461円を支出。

2016年10月には教団関連団体幹部らによる「家庭の危機とその解決法案」と題する講演会に交通費合わせて2930円を支出。

稗苗県議が議長を務めていた2017年8月、自らの県政報告会に旧統一教会関連団体幹部を講師に呼び、講師料として3万円を支出していました。

そして、2018年には2度にわたって当時の旧統一教会・徳野英治会長との懇親会や講演会に参加していました。

交渉すること20日。

稗苗氏がインタビューに応じました。

記者:
「3万円の支出については当時旧統一教会そういう社会的に問題ある団体とは知らなかった上で呼んでいるお金だと思いますか、どういう認識ですか?」

稗苗県議:
「認識って何の一点も曇りもないから交通費・宿泊費を払った。そういう認識です。僕の会合に来てもらうように頼んで、そして、ここでご報告したように講師謝礼と、宿泊費をお渡しして講演をしていただいた。政務活動費の支出基準があって、なんら抵触していたら当然そこでカットされる」

『教団関連団体幹部の講演に政務活動費を支出したことに問題はない』との認識を示しました。

記者:
「旧統一教会系の県平和大使協議会と接点を持ったきっかけは?」「これはね、あのう、私がその平成11年に県議会議員になりまして日中の議員連盟とか、日韓の議員連盟とか日台の議員連盟っていうものに所属しているんですよね」

稗苗氏がライフワークとする日本と中国・韓国・台湾との安全保障。こうした問題を考える中で関係を持ったといいます。

稗苗県議:
「さまざまな友人の会合があったなかで、その平和大使というものをうけてほしいと軽い気持ちじゃないんだけど…」

2017年まで稗苗氏は県平和大使協議会が主催する勉強会、オープンカレッジに4回、政務活動費を支出していました。

このオープンカレッジには国会議員や多数の県議、市議が参加し、教団関係者とのかかわりを深めていったことがわかっています。

稗苗県議:
「オープンカレッジっていうのは著名な県の大学の学長が講師になってお話をされていたので、あたかもなんとか教会とオープンカレッジが同一だとの認識で質問されるのは私は困る。私が議員活動を続けてきた上で、私の政治の血となり肉となっているので、いささかも、後ろめたさもなければ鼓舞することもない」

2019年4月の県議会議員選挙の翌月に開かれた日韓トンネル推進富山県民会議。

政務活動費の資料によると司会は瘧師富士夫県議、来賓代表は山本徹県議、閉会の辞は成田光雄市議が務めていました。これ以降、参加する県内の政治家が増えていきます。

2020年7月、ピースロードイン富山には中川忠昭県議。2021年5月の県平和大使協議会には田畑衆議院議員、富山市の藤井市長と高田重信氏ら複数の富山市議や県議。

同年12月、ピースロードの報告会では来賓代表の新田知事のコメントが紹介されました。

稗苗県議:
「やたらとね、ピースロードたらそういうとこ行ったらね、ばっかばっかばっか写真撮るんだよ。そしてそれをドーっと広げるから、なんとなくさ。ちょっと挨拶しろとリボンつけとるからこの人ボスかなっていうことになるんよ」

富山政界に入り込んでいく旧統一教会、この現実を稗苗氏はどう考えるのでしょうか?

稗苗県議:
「片棒かついどるなといわれるとゼロと言いにくいものがあって、今ここで振り返ってね。やっぱりそういう修正しなきゃならんものを反省しなきゃならんものがあればね。私がここで関係を絶つ、やめたって言ったらね、あんたの名前があったから入ったんだよというのが、この後出てくるかもしれません。でもそれは私、責任持ってですねそうは申し分けをしなきゃならん」

記者:
「うまく利用されていたってことはない?」

稗苗県議:
「そういうことはないです。それほどね、やわじゃないです。僕だってね、伊達に78歳まで生きてなくて、そういう人のその宣伝等であったりとかですね、かつての桜田淳子さんのそういうふうなパフォーマンスしていません。感じます、もし利用するためにそういうことをしているんだったら。私は目も耳もちゃんと聞こえるから」

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加