えっ列車?長万部「かにめし本舗かなや」の無料休憩所が面白い!

えっ列車?長万部「かにめし本舗かなや」の無料休憩所が面白い!

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  • 更新日:2020/11/21
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えっ列車?長万部「かにめし本舗かなや」の無料休憩所が面白い!

北海道長万部の「かにめし」と言えば、全国でも有数の人気駅弁。
「かにめし」を販売しているのは、長万部駅前にある「かにめし本舗かなや」ですが、その本店にちょっと風変わりな休憩スペースがあります。

それはなんと列車の座席をそのまま活かした「自由席」という名の空間。時代の移り変わりとともに、駅弁を列車で楽しむシーンも少なくなりましたが、ここならいつでも汽車旅の旅情そのままに「かにめし」が楽しめますよ!

長万部駅「かにめし」の歴史

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写真:風祭 哲哉

長万部駅の名物駅弁「かにめし」の歴史は古く、発売は1950年。
長万部で旅館を経営していた「かにめし本舗かなや」の創業者夫妻が戦後の食糧難の中で、それまで厄介者とされていた毛ガニを塩ゆでして提供したことがはじまり。

毛ガニの漁が行われるのは夏場だけだったため、1年を通して味わえるよう「かにめし」が開発されると一躍大ブームとなり、長万部の駅弁「かにめし」は全国にその名をとどろかせたのでした。

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写真:かにめし本舗かなや

かなやの「かにめし」は、カニ身をほぐし、筍と一緒に大釜に入れ、水分がなくなるまでじっくり炒ることでカニのエキスを凝縮させ、独特の甘みと香ばしさを引き出す秘伝の味。
フレーク状のかにが北海道産の白飯の上にまんべんなく盛り付けられ、オリジナルの佃煮や味付けしいたけなどが彩りを添えた「かにめし」は、水分をよく吸い、品質を維持するため木製の折に入れられて販売されています。

かつては長万部駅のホームで列車到着時に対面手売りをしていた「かにめし」ですが、窓の開く車両が減り、特急の停車時間も短くなったため、近年は特急列車に積み込んでの車内販売が中心でした。
ところがこの車内販売も2019年に廃止となったため、「かにめし」を列車の中で味わうシーンは昔に比べてずいぶんと減ってしまいました。

「かにめし本舗かなや」本店に駅弁ファン歓喜の空間が?

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写真:風祭 哲哉

現在でも「かにめし」は長万部駅前の「かなや本店」の店頭で購入できるほか、道内の直営店や各地での催事販売、通信販売等で手に入れることはできますが、もうあの旅情あふれる列車での「かにめし」は楽しめなくなってしまったのでしょうか?

そんな名残を惜しむファンに人気の場所がなんと「かなや本店」にあるのです。

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写真:風祭 哲哉

「かなや本店」の駅弁直売所の脇をよく見てみると、そこにはなにやら「自由席」の文字が。
ここは「かにめし」を購入したお客さんが自由に休憩できるスペースなのですが、その中身が相当ユニークで、旅情派駅弁ファン歓喜の空間となっているのです。

ホンモノの列車シートが並ぶフリースペース「自由席」

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写真:風祭 哲哉

中に入ると、そこにあるのは懐かしいシートが並ぶ、まるで本物の列車内のような空間。
この座席はかつて函館~青森間を運行していた快速「海峡」号で実際に使われていたもの。16席をJR北海道から譲り受け、2017年にオープンした休憩所なのです。

写真:風祭 哲哉

驚くのはその精巧さ。部屋のサイズも色遣いも、まるで本物の列車に乗っているかのような気分になるから不思議です。前面のモニターでは「かにめし」や「かなや」の歴史のほか、室蘭本線の前面車窓などが流されています。

列車旅の方だけでなく、ドライブの途中に車で立ち寄った方も、ここで買ったばかりの「かにめし」の蓋を開ければ、すっかり汽車旅気分が味わえますよ。

「まんべくん」あふれる長万部駅

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写真:風祭 哲哉

長万部駅は函館本線と室蘭本線が分岐する交通の要所。現在、すべての列車が停まりますが、昔にくらべると列車の本数も少なくなり、駅売りの駅弁はなくなってしまいました。

ただし、2031年の北海道新幹線札幌延伸の際は、ここに新幹線駅ができる予定となっていますので、再び駅で「かにめし」を買うことができるようになるかもしれませんね。

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写真:風祭 哲哉

長万部駅舎内に併設されているのが長万部観光協会案内所の「インフォまんべ」。
ここには長万部特産品の各種おみやげが揃うほか、長万部のPRキャラクター「まんべくん」のグッズが所狭しと並んでいます。

ちなみにこの「まんべくん」の外見は、長万部の名物であるかに、ホタテガイ、あやめを組み合わせているのだそうです。

<インフォまんべの基本情報>
住所:北海道山越郡長万部町字長万部228-7
電話:01377-6-7331

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写真:風祭 哲哉

長万部駅前にはもうひとつ、駅弁の有名店があります。
「そばの合田」は日本で初めて「特製折詰もりそば」という「そば駅弁」を販売したお店。かつては「かにめし」とともに長万部駅や特急列車の車内販売で売られていました。現在も店頭で弁当として購入できるほか、店内ではそばや定食などの食事もできます。

「かにめし」は汽車旅気分で「自由席」で食べて、「特製折詰もりそば」は駅弁として本当の列車内で食べれば、長万部の名物駅弁が両方楽しめますね。

<そばの合田の基本情報>
住所:北海道山越郡長万部町長万部101
電話番号:01377-2-3131
営業時間:10:30-15:30(水曜日定休)

かにめし本舗かなやの基本情報

住所:北海道山越郡長万部町字長万部40-2
電話番号:01377-2-2007
営業時間:8:00~16:00(かにめしの完売をもって終了の可能性あり)
自由席開放時間:8:30~15:30
定休日:なし
アクセス:JR長万部駅より約140メートル、徒歩約2分

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

関連MEMO

かにめし本舗かなや(外部リンク)

長万部観光協会(外部リンク)

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