【2月第3週資金調達まとめ】AI契約書レビュー支援ソフトウェア運営LegalForceが30億円の資金調達

【2月第3週資金調達まとめ】AI契約書レビュー支援ソフトウェア運営LegalForceが30億円の資金調達

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2021/02/24
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国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、2月3週目の”注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

LegalForce

調達額:30億円

調達先:DIMENSION / SMBCベンチャーキャピタル / WiL / みずほキャピタル / ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / 三菱UFJ銀行 / 日本政策金融公庫

備考:シリーズCラウンドでの調達

AIを活用した契約書レビュー支援サービス「LegalForce」を提供しているスタートアップ。

「LegalForce」はAIを含むテクノロジーの活用によって、契約書のレビューやそれに紐づく業務を効率化するプロダクトだ。WordやPDFの契約書をアップロードし、契約の類型と自社の立場を選択するだけで、数秒〜数十秒後にはリスクを洗い出し、不利な条文や欠落条項を指摘する。リスクのある部分については確認すべきポイントとともに修正文例を表示する。

また2021年1月からはクラウド契約書管理システム「Marshall」の正式版の提供を始めた。

2021年2月にWiL、ジャフコグループ、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、DIMENSION、日本政策金融公庫、三菱UFJ銀行からシリーズCラウンドで30億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金は、開発体制、営業体制、認知獲得の強化に活用していく方針だ。

Terra Drone

調達額:15億1000万円

調達先:ベンチャーラボインベストメント / 南都キャピタルパートナーズ / 国際石油開発帝石

備考:シリーズAラウンド / ベンチャーラボインベストメントと南都キャピタルパートナーズはナントCVC2号投資事業有限責任組合から出資 / ほか複数の金融機関等の融資含む

国内外に向けてドローン事業を展開しているスタートアップ。

同社は、レーザー・写真測量や高精度3次元図面作成など施工管理に役立つサービスをドローンを通して提供している。

本社を東京におき、全国7支社とAPECやEU、 アフリカ、オーストラリアなど世界で10支社以上を設立三年目の現在で構えている。ドローンのサービスプロバイダーランキングは世界9位で、今後将来性のあるドローンの優良企業12選にも選出されているという実績もある。

2021年2月には国際石油開発帝石、南都キャピタルパートナーズを引受先とする第三者割当増資、及び複数の金融機関等からの融資により総額15億1000万円の資金調達を実施。

今回調達した資金は既存の点検・測量領域における顧客基盤の拡大、ドローン運航管理技術の更なる開発に取り組み、業界全体の業務改善・コスト削減を目指す方針だ。

アークメディスン

調達額:7億5000万円

調達先:Beyond Next Ventures / SMBCベンチャーキャピタル / ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / 常陽キャピタルパートナーズ / 筑波総研

創薬合成プラットフォーム「HiSAP」を展開する研究開発型創薬スタートアップ。

「HiSAP」は、世界で物質特許を取得した様々な有機合成試薬とそれらの創薬応用ノウハウで構成され、薬剤として優れた特徴を有する新薬候補化合物を短期間に生み出すことを可能にする。

2021年2月にはジャフコグループ、Beyond Next Ventures、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、常陽キャピタルパートナーズ、筑波総研を引受先とする第三者割当増資による総額7億5000万円の資金調達を実施した。

今回の資金調達により、自社創薬プログラムの研究開発と製薬企業との共同プログラムの両方を強力に推進し、医療現場のアンメットメディカルニーズを充足する新薬を次々と創出して行く方針。

スペースシフト

調達額:5億円

調達先:スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー / 環境エネルギー投資

備考:シリーズAラウンド / 他1社を含む / スパークス・イノベーション・フォー・フューチャーは、宇宙フロンティアファンドを通じて出資 / 環境エネルギー投資は、EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合を通じて出資

衛星データ解析システムの開発を手がける企業。

これまで自動解析に活用されていた衛星データは、主に光学衛星による可視光を用いた衛星写真だったが、スペースシフトが開発する新たな方式では、専門家でも判読が難しいとされるSAR衛星の画像をAIによって自動解析することを可能にしている。

SAR衛星は光学衛星と異なり、衛星から発するマイクロ波の反射により地表を見るため、独特なノイズがある画像になり、地表の様子を判読するためには特殊な知識を必要とする場面が多くあった。

一方、太陽の光を必要としないため、雲で被われていても地表の様子を見ることができ、夜でも観測可能であるなど利点も多く、今後の衛星データ利用の拡大においては重要な存在である。

2021年2月には、宇宙フロンティアファンド、EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合、ほか1社の合計3社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドにおいて5億円の資金調達を実施。

今回の調達を受けて、開発体制の大幅な強化を行い、SAR(合成開口レーダー)衛星データ解析に特化したAIの開発を推進していく方針だ。

シルタス

調達額:5億円

調達先:ギフティ / テックアクセルベンチャーズ / インテージ / シティクリエイションホールディングス

備考:ギフティとは資本業務提携

買い物から栄養管理ができるアプリ「SIRU+(シルタス)」などを運営するスタートアップ。

「SIRU+」は、スーパーのポイントカードを登録するだけで、買ったものの栄養がわかるアプリである。

消費者の購買データを栄養素に変換し、消費者の買い物傾向を可視化・数値化することを可能にする購買データから栄養の偏りが分かることで、食事履歴を手動で記録せずとも消費者は栄養状態を把握でき、生活習慣病の予防や未病の促進などにつなげることができる。

また、消費者の栄養状態や食の嗜好性を考慮してレシピを提案してくれるので、個人に合った食生活の改善を目指すことが可能である。

2021年2月にはギフティ、テックアクセルベンチャーズ、インテージ、シティクリエイションホールディングスから5億円の資金調達を実施した。

今後は「SIRU+」のサービスを拡大するとともに、小売業へのDX支援サービス拡大のために資金調達を行っていく方針だ。

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