
9回、矢沢(手前)が見逃し三振に倒れ、代打・ハンソンを送る新庄監督(撮影・伊藤笙子)
「楽天4-3日本ハム」(26日、楽天モバイルパーク)
まさかの逆転負けに新庄監督がおかんむりだ。試合は1点リードの八回、先頭・フランコの打球が遊撃後方のフライに。この打球を左翼・矢沢、遊撃・上川畑が追ったが、“お見合い”する形で両者の間にポトリと落ちた。これに気落ちしたのか、伊藤が続く浅村に逆転2ランを浴びて敗戦。打球の行方を見届けた伊藤は、マウンドで放心状態。そのまま逆転負けとなった。
試合は初回に重盗を決めるなど、幸先よく3点を取る展開。逆転負けの契機となった、お粗末なプレーに試合後の新庄監督は「ファンのみんなに、あんなプレーを見せるのは恥ずかしい」などと顔をしかめた。
新庄監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
(開口一番)「ファンのみんなに、あんなプレーを見せるの恥ずかしい。それをさせられてない監督、コーチがね、一番悪いし、何か起こる前にこういうことに気を付けなさいよっていうね教えがまだ足りてない。そりゃあれだけミスしたら、ピッチャーもテンション下がりますよ」
-矢沢が捕るべきところ。
「(矢沢が)声出していたからね。声出した以上は外野が全部取らなきゃいけない。ああいうプレーを、ああいうプレーでミスしない選手を出すのもね。監督の役目だし。むらが少ない選手を使うことが一番大事だし。その中で経験もさせないといけないし、まぁ難しいところでもありますけどね」
-初回の攻撃は。
「あれだけですからね。あと2点くらいは取っておかないと」
-ダブルスチールもあった。
「負けてしまったら何も意味ないから」
-伊藤は踏ん張った。
「申し訳ないことしましたね」
-あと1イニングだった。
「あそこで代えても代えなくても、打たれたら、結果のスポーツだからそれは分からん。いかせてみないことには。疲れもまだ感じてなかったし、勢いもあったしね。しっかりバッターのタイミングもずらしていたし。あのホームランもね、あれがファウルになってたら普通のファウルですから。結果的にホームランになっただけで。打たれたら甘かったって間違いなく言われると思うんですけど、ファウルだったら何もないという、多分向こうも必死ですから」