App Storeとアプリ内課金値上げに「Android大勝利!」の声 ← ぼく「Androidも普通に値上げっしょ。ただし...」

App Storeとアプリ内課金値上げに「Android大勝利!」の声 ← ぼく「Androidも普通に値上げっしょ。ただし...」

  • ロケットニュース24
  • 更新日:2022/09/22
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2022年9月19日付けで、Appleの公式HPにて発表された「AppおよびApp内課金の税金と価格の変更について」のお知らせ。詳細は公式を見て欲しいが、要は10月5日から一部地域を対象にアプリとアプリ内課金が値上げされるということ。

私は一度もiPhoneを所持したことが無い純潔のAndroid勢なのだが、この報道でテンションが下がっていた。あるソシャゲ内で同じクランに属する人と嘆いていたところ「Android大勝利!」とはしゃぐ一部のAndroid勢。いやー、Androidも普通に値上げっしょ。しかし絶望するのはまだ早い。

・全てはAppleが決めている

ご存じの方も多いと思うが、世のiOSとAndroid両方でサービスが提供される大半のアプリおよびアプリ内課金の値段は、実はAppleに決められている。

いや正確には運営など、そのアプリの権利を持つ者次第ではあるのだが、あくまでAppleが定めたTierという、ある種のテーブルに沿った範囲内で値段は決められているのだ。

その表は普通にAppleの公式HPで公開されているので誰でも見ることができる。ちなみに増税後の2019年10月から今日までのTier表はこちら。

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Tier1が120円で収益は84円。Tier2が250円で、収益は175円。Tier8は980円で、収益は686円といった具合だが……どうだろう?

120円スタートで、特にキリがいいわけでも無い中途半端な数字ばかりが並んでいる表だが、ソシャゲだと死ぬほどお馴染みな価格では?

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ちなみにGoogleは値付けに関してルールを定めてはいないため、Android版は好きに価格設定が可能なはず。それでもほとんどのAndroid版のアプリやソシャゲにおいて、課金額はAppleのTier表に沿っているのが現状と思われる。

私は日々新作ソシャゲを、まるでアニメファンが「新作アニメはとりあえず全て3話まで見る」ように、「とりあえず3日はプレイする」という姿勢で日々インストールとアンインストールを繰り返しているが、課金額がAppleのTier表に沿っていないアプリはレアだ。

たまに独自の価格設定をしているAndroid版のアプリもあるが、それは最初からiOS向けにはブラウザ版&クレカ決済での提供しか無さそうな(様々な理由でAppleの審査を絶対に通りそうにない)ヤツくらい。

そんな感じで、人気のiOSとAndroidの両方でサービスが展開されているソシャゲなどは、ほぼ全てiOS版をリリースするにあたり絶対に従うしかないAppleが定めたTier表に基づいた価格設定がなされている。

恐らくほとんどのアプリは、ルールが定められているiOS版に従って価格を決め、OSによって不平等が生じないようにAndroid版での価格をiOS版と同じにしているのだろう。

まあ謎に値段に差をつける必要なんてないだろうしな。ということで、iOS版の値上げはAndorid版にも同じように適用されるだろうと思うのだ。

・希望はある

ただし、真に「値上げ」されるかどうかは運営次第だろう。実は2019年にも日本の増税に合わせてApp Storeが価格改定し、「値上げ」が行われたが、その時の対応もそれぞれのアプリの運営で異なっていた。

値上げ後のTier表がこちら(PDF)になるのだが、この価格を使っていくつか過去に見た覚えのある、値上げへの対応を参考に、ありそうなパターンを予想してみようと思う。

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ユーザー目線からすれば最も神なのが、運営が損をまる被りしてくれるパターンだ。例えば、多くのソシャゲに存在する1万円の課金コースは現在のレートだとTier56に該当する。

これが改定後は12800円になってしまうわけだが……これを改定後に1万円ちょうどなTier53に下げるというような、まさかの対応だ。単なる値下げでしかなくてヤバい。まあ、普通の運営はとらないムーヴだろう。

Tierの変更はせず、石(ゲーム内通貨)の数を増やすパターンも神だ。例えばこれまで1万円で石5000個だった場合、12800円になったら石を6400個にするということ。ユーザーの1回の課金額は上がるが、石の円に対する単価は変わっていない。

あるいは、Tierの変更はせず石の数もそのまま。そのかわりガチャで消費される石の数を減らすという対応もありそう。これは円に対するガチャの単価を変えないという調整。

いくつかのソシャゲでは、有償石と無償石を分けている所がある。そういうアプリでは、例えば無償石を増やすなどして割高感を軽減するパターンもあり得るのではなかろうか。

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有償と無償の石の価値に差が全く無いアプリなら、先述の石の数を増やす例と実態は同じ。しかしアプリによっては有償でしか手に入らないものがあったりするので、その場合の対応に対する評価はそのアプリ内での無償石の価値次第となるだろうけど。

他にも対処法はあると思うが、パッと思いつくのはこんな感じ。何にせよ、どういった調整が行われるか(あるいは行われないか)は運営次第ではあるものの、アップルによる値上げの影響は、額面上はそのままAndroid版にも適応されるだろうと見ている。

結局のところ、勝利するかどうかはスマホのOSではなく、あなたがよく課金するアプリの運営が値上げ前と実質的に同じレートに抑える対応をしてくれるかどうかにかかっていると思う。

ところでドル高がいつか収まったら、ちゃんとAppleは値下げするのだろうか。個人的にはそっちの方も心配だ。値下げしなさそうじゃねって。

参考リンク:Apple
執筆:江川資具
ScreenShots:Copyright © 2022 Apple Inc. All rights reserved. ©TYPE-MOON/FGO PROJECT. © Cygames, Inc.

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江川資具

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