仕事に余裕がなくなるのはなぜ?不思議と共感できる〝月曜あるある〟

仕事に余裕がなくなるのはなぜ?不思議と共感できる〝月曜あるある〟

  • @DIME
  • 更新日:2017/11/13

◆高橋晋平の憂鬱な月曜日を楽しくする研究会

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前回に引き続き、月曜がマジで大嫌いな月曜クラブのメンバー(会社員、30代男女)の「月曜あるある」座談会の模様をレポートします。

※前編はこちら

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【メンバー】
写真左から
佐々木さん(デザイナー)
岡島さん(メーカー)
長谷川さん(輸入業)
高橋(この記事のレポーター。起業家だが月曜が大嫌い)
橋本さん(編集者)
※個人のプライバシーのため、筆者以外は仮名・顔隠し

-なんで月曜が嫌なんですかね?

佐々木:癒される土日が終わってからの落差ですかね~。突然、キツイことが降りかかってくるっていう。

長谷川:やばい取引先の担当者にやられますね。例えばうちで、木製の商品を輸入して小売店に卸しているんですけど、「木目の形が良くない」とかクレームを受けるわけです。大自然が作りだした木目にクレームですよ。延々何時間も電話で話されて、ついに呼び出されて夜中3時まで説教。で、「最近、木目の風合いの良さをお客さんが理解できなくなってきた。なんでお前らは、客に木目の良さを伝えてないんだ!」と。いや、それはあなたがお店で伝えてよ、と。

橋本:出版だと著者さんの都合で納期が遅れるんですよ。その遅延理由を書いた書類を社内で回すと、差し戻しを食らうわけです。遅れた理由が悪いと。で、著者さんと話し合って、上司が納得のいく「遅れた理由」を考えるわけです。この時間が本当にムダ。

岡島:うちは毎週月曜に朝礼という名のミーティングがあって、そこでメンバー全員の一週間の予定が紙で配られて、一人ひとり、自分の一週間の予定を読み上げるんです。紙で配ったなら読まなくていいのに。“儀式”の会議って何なんでしょうね?

橋本:仕事のルールがどんどん増えていくんですよ。誰か一人がトラブルを起こしたとする。そうすると、そのトラブルを防ぐように、仕事の流れのマニュアルに項目が追加されるわけです。当然いろいろなトラブルが起きるから、チェック項目は増える一方で、商品を並行して作っていると、分厚い書類が10冊くらい積み上がる。

佐々木:お客さんから渡されるデザインの入稿マニュアルもどんどん細かくなっていきます。全部読めないよ、って。多分、指示してくる担当者も読んでないですよ。

長谷川:どんどん潔癖になって仕事が増えますよね。

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岡島:会社の決算が3月なんですけど、今期の売り上げにしたいから、って言って、4月発売予定の商品を3月に前倒しせよ! っていう指令が出て……

数人:ある!ある!

岡島:自分の仕事も増えるけど、周りのいろんな人にも迷惑をかけてしまって、申し訳ない気持ちで押しつぶされる。お客さんからしたら、3月でも4月でも同じだと思う。

長谷川:輸入する船が、悪天候で遅れて納期が1週間ずれてしまうと、関係者全員に謝罪メールを送らされるっている慣習があるんです。「私の責任で、大変申し訳ございませんでした」と。もちろん迷惑をかけてしまう相手にはお詫びしないといけないけど、なぜか部署全員にも謝罪メールを送らなきゃならないんです。何の意味があるのか……。

岡島:営業が、発売を1週間前倒してくれってよく言うんです。なぜなんですかね?

橋本:多分、過去に発売を早くしたら商戦期に売れたっていう成功体験をした人が流通にいて、「早く並べた方がいいんだ!」とか言って、それに逆らえないんじゃないですかね

佐々木:商品をリニューアルするぞ! っていうのもしょっちゅうありますよね。

長谷川:なんで毎年リニューアルするの? そのまま売ってちゃダメなの? っていう商品めっちゃありますよね。

岡島:多分お客さんへの言い訳なんですよね。新しくなりました! 新製品です! っていう。実際はシールと箱を変えただけとか。

橋本:監修元の思い付きで全部ひっくり返されることってあるじゃないですか。そういう監修元ってなぜか、「ユーザーに感動を与えたい、だからやるんだ!」っていう企業が多い気がするんです。でもそのせいで全員の仕事が増えて、帰りが遅くなって辛くなる。労働者だってユーザーですよ。「子供を喜ばせたい!」って言って話をひっくり返して、仕事が増えて、その人たちの子供は家でお父さんお母さんに会えなくなるっていう。

佐々木:みんな真剣なだけで悪気はないんだけど、仕事は増えていく。

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橋本:スピードが大事だ、って言いますけど、なんで急がなきゃいけないのかと。全員が一斉にスピードを落とせば、みんな幸せだと思うんです。スピードが遅くなって利益が減ったとしても、スピードが遅い生活をすればかかるお金が少なくなる。江戸時代まで戻れとは言わないけど、なんでこんなにみんなで急ぐんだ、って。

岡島:今はみんな忙しいから時間の奪い合いだって言って、商品やコンテンツを作り続けて、単品効率が下がって、作るものが増えて、忙しくて時間がなくなって……。この世で誰一人見てないコンテンツって多分たくさんありますよね。うちの商品も、この世で一人も使ってないんじゃないかって思うことがあります。誰かが買ってるっていうのは情報操作で、都市伝説かも、って……。

長谷川:全員のペースをゆっくりにするペースメーカーって現れないのかな。こんなに急がなくていいなら、日曜から月曜に入る時の落差も減ると思う。

橋本:こうなったのはAmazonのジェフ・ベゾスのせいだと思いますね。

【後編に続く】

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筆者プロフィール
高橋晋平
株式会社ウサギ代表取締役。玩具雑貨・ゲーム・その他商品を、様々な企業のチームに参加して開発しながら、組織内の企画チーム作りも行っている。企画・アイデア発想の専門家であり、2013年TEDxTokyoでのアイデア発想に関するスピーチは、TED.comで世界中に発信された。著書に『アイデアが枯れない頭のつくり方』(cccメディアハウス)など。開発したカードゲーム商品『民芸スタジアム』が発売中。@DIMEでも記事「高橋晋平のビジネスのヒントは「ボツネタ」にあり!」を連載中。

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