“裏切者”フィーゴがカンプ・ノウへ帰還――00年10月21日

【伝説のクラシコ】“裏切者”フィーゴがカンプ・ノウへ帰還――00年10月21日

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  • 更新日:2016/12/01
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注目のフィーゴは主戦場の右ウイングで出場。バルサはプジョールをマンマークでつけた。(C) SOCCER DIGEST

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バルセロニスタから罵詈雑言を浴びせられたフィーゴ。CKを蹴る際にはコインやペットボトルなどさまざまな物が投げ込まれ、その中にはなんと豚の頭まであった。(C)Getty Images

ルイス・フィーゴを、バルセロニスタは許さなかった。

2000年10月21日に開催された141回目の「クラシコ」。この年の夏に、当時の史上最高額となる移籍金(6000万ユーロ)で宿敵レアル・マドリーへ「禁断の移籍」をしたかつての英雄を、強烈なブーイングと怒号で迎えたのだ。

これまでにない異様な雰囲気に包まれた一戦は、フィーゴへの憎悪をたぎらせる観客席のエネルギーを受けたバルサが、序盤からR・マドリーを圧倒する。

先制点が生まれたのは、26分。シャビの正確なFKにバックヘッドで合わせたのは、現バルサ監督のルイス・エンリケだった。

これでホームチームが完全に主導権を握り、後半にもブラジル代表FWリバウドが惜しいヘッドを放つなど、チャンスを作り出す。

79分には、フィーゴのポルトガル代表の同胞シモン・サブロサが追加点を奪取。リバウドの強烈なシュートがGKイケル・カシージャスに弾かれ、こぼれ球を狙ったアルフォンソ・ペレスのヘッドがバーを叩いたところを、すかさず押し込んだのだ。この貴重なゴールで勝負を決定づけた。

試合前、「殺し屋に狙われている気分だ」と洩らしていたフィーゴは、ボールに触れる度にバルサファンから罵声を浴び、殺気立った雰囲気に飲まれて見せ場なし。バルサのロレンソ・セラ・フェレール監督から、「フィーゴがどこに動いてもついて行け」と指示を受けていたカルレス・プジョールに抑え込まれ、沈黙のままカンプ・ノウを後にしたのだった。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2015年10月15日号の記事を加筆・修正

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