【AK-69 インタビュー】みんなのアンセムを作りたかった

【AK-69 インタビュー】みんなのアンセムを作りたかった

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  • 更新日:2017/10/14

2度目の日本武道館公演当日に両A面ニューシングルをリリース! シェネルの歌声が冴える「I Still Shine feat. Che'Nelle」、亡き父への思いを歌った「Stronger」の話題から、豪華ゲスト満載の日本武道館に込める想いなどを訊いた。

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(okmusic)

──両A面ニューシングルから、まずはシェネルさんとの「I Still Shine feat. Che'Nelle」について聞かせてください。

「俺はシェネルの歌声がすごい素晴らしいと思ってたんですよ。この曲を録る前に勝手にシェネルのヒット曲「Destiny」をリミックスしてたら、それにシェネルのプロデューサーの松尾潔さんが反応してくれて、シェネル本人も喜んでくれたんです。いろいろ運命的につながる感じで、シェネルと曲を作れることになったんです。その時点で曲のアイデアも浮かんでました。ジェイ・Zとアリシア・キーズの「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」みたいな、ストロングなメッセージと歌声にもパワーがあるものをやりたいなって。」

──シェネルさんの存在ありきで具体的なイメージが浮かんだと。AK-69さんのバースももちろんですが、シェネルさんのバースも負けないくらい熱いのが新鮮でした。歌詞は全体を通じて、逆境を越えていく強い思いが前面に出てますね。

「そうですね。ただ逆境ってことに関しては、今までは自分の目標に向かって闘う中でのことを歌ってきたけど、今回は私生活とかも含めて視野を広めに歌ってるんです。仕事のことだったり、自分が定めてるプライベートな目標だったり、恋人との問題だったり、みんないろんなことで悩んでると思うんですよ。自分的にもそういうのはあるし。そればっかりは、歯を食いしばってストイックに頑張ったら乗り越えられるってものじゃないし。」

──確かにそうですね。

「それって時間が経たないと癒されないし、逆を言うと時間が経てば大抵のことでも乗り越えられるなって。今はものすごい悲劇だけどいつか乗り越えられるよって、他の人に言ってもらえることで安心できたりするじゃないですか。すっと心が軽くなるような、少しでもみんなの力になったり、勇気の出るようなアンセム的な曲を作りたかったんです。」

──なるほど。では、シェネルさんと実際に共演してみてどんな印象がありますか?

「明るくてすげーいい子なんですよ。一緒に仕事してさらにファンになりました(笑)。でも、とにかく歌がすごい。歌が上手い人はたくさんいるけど、胸にくる波動がある歌を歌える人って数少ない。シェネルの歌を間近で聴いて、改めて彼女はそういうものを持ってるシンガーだって痛感しましたね。」

──一方の「Stronger」は亡くなられたお父さんについて歌った楽曲ですが、すごくリアルな想いが歌われていて。そんな曲に“Stronger”と付けたのはどうしてですか?

「いつもMCでも言ってるけど、オヤジって簡単に言うと馬鹿でひょうきんでいい人だったんです。だから、男として尊敬できる感じがなかったんですよ(笑)。強いて言えば、やさしいところくらいでしたね。でも、息を引き取る日に、まだ大丈夫だろうなと思って病室を出たら、先生に“大丈夫そうにしてるけど、今夜が山なんで覚悟してください。普通の人なら気が狂うぐらいのレベルの辛さです”って言われたんです。それなのにオヤジは最後まで俺らの話を聞いて、涙流しながら頷いて死んでいったんです。それって超人的な精神力だし、オヤジのやさしさって強さからきてたんだって、申し訳ないけど、死んでから初めて尊敬できたんですよ。俺は未熟だな、もっと強くならなきゃいけないって最後に教わったんです。俺は音楽をやっているわけだから、この想いをすぐ歌にしたほうがいいなと思って書きましたね。」

──生々しい想いは、そこからきてたんですね。さて、10月18日には2度目の日本武道館公演が行なわれるわけですけど、豪華ゲスト満載のライヴになりますね。

「前回はあえてひとりで全部やり切るのがコンセプトだったんですけど、次は日本のヒップホップ、音楽シーンを見せられるようなショーにしたいとずっと言ってたんです。その言葉通りにメジャーからインディーまで、俺と関わったキーになるアーティストに出てもらう感じで構成しました。俺が17歳の時にラップをやるきっかけになった名古屋の先輩のG.CUE。ストリートから登り詰めて出会えたUVERworld、清木場俊介。俺たちのガキの頃からキングだったZEEBRA。アンダーグラウンドで確固たる地位を築いてるNORIKIYOとか、般若、DOBERMAN INFINITY…とか、リスペクトする人たちに出てもらえる、自分にしかできない武道館になるだろうなって。」

──それは間違いないでしょう。

「ただ、内容的にはゲストに頼ったショーにするんじゃなく、あくまで俺のショーにするというのは意識してます。自分が何なのかってことを食らわせる、意地とプライドが詰まったステージになると思いますね。」

──おぉ、意地とプライドの詰まった日本武道館ですか!

「そうですね。ぶっちゃけここに漕ぎ着けるまでいろいろあったんです。停滞感を感じてることもあったし、そもそも武道館公演を反対されて、保証人を付けないとゴーできないとか、そういうとこから始まってることなので。でも、いつもみんなに言ってる、目標を達成するために必要なことを積み上げていけば夢は確実に撃ち落とせるってことを、自分が証明したかったんです。そこが今回の俺の大きなメッセージですね。裏側のドラマも知ってもらって、ちょっとでもみんなの勇気や希望になってくれたらと思ってますから。」

──では、日本武道館の先はどんなことを考えてますか?

「もちろん自分のプロジェクトをさらに大きくしたいっていうのは引き続きありつつ、世に知られるべきアーティストを排出できる仕組みをもっと強めていきたいっていうのはありますね。自分の話をすると、近い将来的にアリーナツアーができるくらいになりたいなと思ってます。やっぱり、足踏みはしてたくないなっていうのはすごいありますね。やってできんことはないんじゃないかなっていうのはすごく思ってます。」

取材:土屋恵介

シングル「I Still Shine feat. Che’Nelle / Stronger」

2017年10月18日発売
Def Jam Recordings/Virgin Music

【初回限定盤(DVD付)】
UICV-9259 ¥1,620(税込)

【通常盤】
UICV-5067 ¥1,000(税込)

『DAWN in BUDOKAN』

10/18(水) 東京・日本武道館

AK-69

エーケーシックスティーナイン:孤高のヒップホップアーティスト。“険しい道をあえて選ぶ”という自身の歌詞にもある通り、勝ち上がり辛い環境から、頂点を目指すラッパーである。音楽アワード『MTV VMAJ 2015』にて「BEST HIP HOP ARTIST」を受賞。ニューヨークの“No.1 HIP HOPラジオ局”と名高い『HOT97』に日本人として初のインタビューを受け、同局主催イベントへのライヴ出演も果たす。2016年1月、さらなる"インディペンデント"を求めて、自身が代表を務める『Flying B Entertainment Inc.』を設立。同年4月には米国のヒップホップ名門レーベル『Def Jam Recordings』と電撃契約を果たす。

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