
ブガッティ・サーキットでMotoGP第7戦フランスGPが開催。Moto3クラスの予選では、デニス・フォッジア(Leopard Racing)が初ポールポジションを獲得した。
Moto3クラス予選は快晴、気温24℃、路面温度29℃のコンディションで開始となった。
日本人ライダーは鳥羽海渡(CIP Green Power)、古里太陽(Honda Team Asia)の2名が予選Q1からの出走。鈴木竜生(Leopard Racing)、佐々木歩夢(Sterilgarda Husqvarna Max)、山中琉聖(MT Helmets - MSI)らは直接Q2へ進んでいる。
Q1では鳥羽が前半のアタックで5番手タイムをマーク。Q2進出には一歩及ばない位置ながらも、後半のアタックへの期待感を持たせた。一方で古里は前半のアタックで10番手タイムと、Q2進出には少し厳しい位置だ。
後半のアタックではデニス・オンジュ(Red Bull KTM Tech3)が1分42秒474までタイムを縮めて暫定トップに立つと、結局このタイムを超えるライダーが現れないままセッションが終了。Q2進出はオンジュ、ロレンソ・フェロン(SIC58 Squadra Corse)、マッテオ・ベルテッレ(QJMotor Avintia Racing Team)、リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)の4名となった。
鳥羽は後半にタイムを改善できず9番手、古里は12番手で予選Q1を終えた。
Q2が始まると、Q1を突破してきたオンジュが速さを発揮。1分42秒260とQ1の自己ベストを早くも越えていった。ただデニス・フォッジアと鈴木がそれを超える1分41秒台のタイムをマーク。暫定トップにフォッジア、鈴木が2番手となった。
鈴木は連続アタックを行なうと、自己ベストを更新する1分41秒772をマーク。暫定トップのフォッジアに、0.053秒差にまで迫った。
後半のアタックではフォッジアや鈴木がなかなか自己ベストを更新できない一方で、ジャウマ・マシア(Red Bull KTM Ajo)が1分41秒778と僅差のタイムをマークして3番手に浮上してきた。
最後のアタックではそのマシアがセクター1で再び最速ペースを示したが、以降は伸ばすことができないままチェッカーを受けた。また鈴木も同じ様にタイムを更新できずにセッションを終えた。
暫定トップだったフォッジアのポールポジションは既に硬い状況だったが、彼は最後のアタックでダメ押しのタイム更新。キャリア初のポールポジションを獲得した。2番手は鈴木で、決勝に向けて好位置を確保した。3番手はマシアだ。なお他日本勢は佐々木が12番手、山中が13番手となっている。
Motorsport Network.