
暫定配備で嘉手納基地に飛来したF16戦闘機=25日午後2時30分、嘉手納基地上空(読者提供)
沖縄県の米空軍嘉手納基地に25日午後2時半ごろ、米本国から暫定配備されるF16戦闘機2機が飛来した。F16は同基地所属のF15戦闘機の退役に伴う配備で、同日までに計12機が飛来して配備が完了したとみられる。嘉手納基地にはすでにF22ステルス戦闘機14機が暫定配備され、合わせて計26機の外来機が運用される予定。
F16はドイツにある米空軍シュパンダーレム基地所属。米アラスカ州の基地や横田基地を経由して飛来したとみられる。
嘉手納基地のホームページによると、F16は退役で米本国に帰還するF15戦闘機の段階的帰還を支援するとしている。安定した戦闘能力の確保に向けてF22と連携する計画で「地域における戦闘機を安定的に維持し続ける」としている。
外来機の飛来が相次ぐ嘉手納基地周辺では、20日にF35Bステルス戦闘機が離着陸した際に北谷町砂辺で「聴力機能に障害」を与えるとされる115・7デシベルを観測した。
沖縄市、嘉手納町、北谷町で構成する「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)」は外来機の飛来を認めていない。