踊る「熊谷拓明」カンパニー、初の試みとしてダンス劇二作品を交互上演することが決定

踊る「熊谷拓明」カンパニー、初の試みとしてダンス劇二作品を交互上演することが決定

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  • 更新日:2021/10/14
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2021年12月10日(金)~12日(日)あうるすぽっとにて、踊る「熊谷拓明」カンパニーによるダンス劇 『咲く、白。』『きみがゆえにわたし』が上演されることがわかった。

踊る「熊谷拓明」カンパニーとは、2015年より創作活動を開始し、年に1~2本の新作をコンスタントに発表し、日常に溢れるダンスのような瞬間や、演劇のような時間を切り取り、喋る・歌う・踊る「ダンス劇」としてジャンルを確立させている団体だ。熊谷拓明が自ら作・演出・振付を手掛ける作品を“ダンス劇”と称し、独特の感性で紡ぎ出す言葉と、演者それぞれの個性を引き出す独創的なコンタクトワークや、語るように身体を用いる動きで物語を繰り広げる作品を数多く発表してきた。

2020年12月に加入した東出宜子、原佑介、稲葉由佳利、福島玖宇也に加え2021年8月に武安由宇里、池上楓子、村井友映が加入し益々個性豊かになった踊る「熊谷拓明」カンパニーが、今回、性質の異なる2作品を同一の舞台美術上で交互に上演する、初の2作交互上演に挑む。

作品の舞台となるスペースは、7年前にホームレスが3人の酒に酔ったサラリーマンに暴行され、命を落とした悲惨な事件の現場となった高架下。事件の風化を恐れた一人の青年が緑のカーペットを敷き、心に安らげる”ホーム”を持たない人々が、心のホームを求めて集う為に始めたスペース。そこには7年間様々な人間が持ち寄った家具や雑貨が整然と並んでいる。

『咲く、白。』では、それぞれの家庭や、友達・職場などで価値観を共有することに生きにくさや閉塞感を感じる人々が、このスペースで互いの価値観を尊重し合い暮らし、その中で芽生える人間愛が引き起こした矛盾や発見を、言葉と身体が切なくダイナミックに描く。ユニークな背景を背負うスペースの利用者達をカンパニーメンバーが、新たにスペース訪れる男を熊谷が、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニーを経て、ダミアン・ ジャレの作品に出演するなどワールドワイドに活動を広げるダンサー皆川まゆむがその男の妻役を演じ踊る。

『きみがゆえにわたし』では、『咲く、白。』を上演する舞台上にゲストとして招かれた、自らの個性とロジックを確立しながらも、新しい領域にその足を確実に伸ばすダンサー・振付家・ ダンスカンパニーBaobab 主宰の北尾亘が熊谷と共に互いの”踊り”について、”生きる”について対話を交わし、互いの価値観の根底にある歪みへと目が向けられる。フィクションの中の北尾亘、熊谷拓明と実在の彼らとがシームレスで描かれ、舞踊作家として、一人の成人した男としての苦悩を分かち合い、互いの“踊る”事への微かな希望を見出すダンス劇となる。

上演に向けて ダンス劇作家:熊谷拓明 コメント

日々揺れ動く情勢の中で、僕の想いも、もちろん揺れ動きます。
しかしそれを“ブレている”とは感じないんです。
むしろ、ラスベガスから帰国して間もない頃に、頭のなかでモクモクしていた僕が思う『ダンス劇』の姿がとても明確に頭の中にある今日この頃なのです。では何が揺れ動くのか……
そこにどう向かうかをいつも揺れる想いの中で見定めているのだと思います。
今日の正解が明日正解だとは限らない時間の中で、その時、その時に自分の作品が輝く最善を発見する為、日々穏やかに柔らかく生きる事を心がけ、皆様にこの2作品をお届けできる日を心待ちにしております。
僕の頭の中にある『ダンス劇』の定義や魅力を存分に楽しんで頂ける作品になりますので、
まだ体験したことのない方にも、久しぶりの方にも、いつもお越しいただく皆様にも。
優しく乱暴な衝撃を受け取って頂けると思います。
これがお口に合わないようでしたら、清々しく諦められます(笑)
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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