“日本最西端の駅”が開業した日 元は国鉄の駅だった -1935.8.6

“日本最西端の駅”が開業した日 元は国鉄の駅だった -1935.8.6

  • 乗りものニュース
  • 更新日:2022/08/06

国鉄伊万里線の終点として開業

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長らく日本最西端の記録を持っていたたびら平戸口駅。現在も案内が残る(乗りものニュース編集部撮影)。

今から87年前の1935(昭和10)年8月6日。現在の松浦鉄道にある、長崎県平戸市の「たびら平戸口駅」が開業しました。

開業当時は国鉄伊万里線の駅「平戸口」駅でした。伊万里線は有田駅から北西に延伸を続け、ついに西の果てまで到達したのです。16~17世紀に交易地として栄えた平戸島への玄関口でした。その後、佐世保方面へ直通して「松浦線」となり、1988(昭和63)年に第三セクター・松浦鉄道に移管され、現在の駅名になりました。

さて、この駅は長らく日本の最西端にある駅でした。国鉄時代から記念碑が設置されるなど観光アピールが行われ、人々に知られていました。しかし2003(平成15)年、沖縄で戦後初となる鉄道路線「ゆいレール」が開業。最西端の座を那覇空港駅に譲ることになりました。たびら平戸口駅には当時の名残で、今も随所に「日本最西端の駅」という記載を見ることができます。

ちなみに、開業時の1935年の時点でも、平戸口駅は最西端の駅ではありませんでした。先述のとおり、戦前の沖縄には鉄道があり、沖縄県営鉄道糸満線の糸満駅が、最西端かつ最南端の駅だったのです。もっとも、当時の日本には特別な法規が適用される「海外領土」もあったため、どれを日本最西端とするか、さまざまな解釈が生まれます。

乗りものニュース編集部

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