
世界初の民間による月面着陸に挑んだ日本の宇宙ベンチャー企業が会見を行い、着陸船からはデータと実績を得ることができ、計画通り2024年に再挑戦すると意気込みを語った。
宇宙ベンチャー「ispace」によると、4月の打ち上げで月面着陸に失敗した原因についてくわしく解析した結果、着陸船の高度を把握するソフトウェアに問題があり、月面から高度およそ5kmの地点を誤って月面と認識してしまったことがわかった。
そして、低速での降下を続けたものの、燃料が尽きて落下し、月面に衝突したという。
ispace・袴田武史CEO「われわれとしても非常に月まで近づいたというふうに思いますし、着陸の最終フェーズまで持っていったのは非常に大きな成果だと思います」
「ispace」は今回得た知見を生かし、2024年に打ち上げを予定している次のミッション2に生かしていくとしている。