
"チャットGPTのロゴ=ロイター"
米新興企業オープンAIは25日、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」のiPhone(アイフォーン)向けアプリの提供を日本など30カ国以上で始めたと発表した。AI規制の検討が進む欧州での提供は一部の国にとどまり、ドイツやフランスなどの主要国は対象から外れた。
オープンAIは今月18日、チャットGPTのiPhone向けアプリの提供を米国で開始。今回は、カナダ、ブラジル、インド、メキシコなどに対象を広げる。新たな提供先には、中南米、中東、アフリカなどの新興国が多く含まれたものの、欧州はポーランドやエストニアなど一部の国にとどまった。
チャットGPTについて、イタリア当局は3月、個人情報保護法に違反する疑いがあるとして使用を一時禁止。欧州連合(EU)はチャットGPTなどの生成AIも対象にした規制の検討を進めている。